話題作『モンスターへクス』や、モーグリが主役のスクエニ新作も出展。アナログゲームの祭典「ゲームマーケット2024春」をレポート!

2024.05.09
注目記事イベントレポートアナログゲーム
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

アークライトは2024年4月27日と28日の2日間、東京ビッグサイトにてアナログゲームイベント「ゲームマーケット2024春」を開催した。

ゲームマーケットはボードゲーム/カードゲームを中心に、テーブルトークRPG、マーダーミステリー、謎解きゲームといった非電源ゲームがズラリと並ぶイベントだ。

出展企業・出展サークルの総数は約1,100、来場者数は14,000人(27日)+11,000人(28日)の合計25,000人で、前回の「ゲームマーケット2023秋」とほぼ同等の規模となった。どんなゲームが並んでいたか、特設ブースはどんなものがあったか……などを紹介していきたい。

TEXT / 松井 ムネタツ
EDIT / 浜井 智史

目次

通路は広めに確保されていたので、混雑しすぎて歩きづらいということはなかった

開場前の行列はこんな感じ

今回のゲームマーケットは、ビッグサイトの東1ホールから東3ホールを使っており、これは過去最大級の広さ。2019年秋以来のキッチンカーによる飲食コーナーや、買ったゲームをすぐ遊べるフリースペースなど、サークル出展数は多いのにこういったコーナーが設置できたのも、広い場所を使ったおかげであろう。

開場時の様子。早期入場チケットを持っている人は、午前11時から入ることができる。通常チケットおよび当日現金チケットは正午から入場可能

企業ブースが中心のエリア出展! どこも新作をひっさげて大賑わい!!

まずは「エリア出展」と呼ばれる企業向けスペースから紹介していこう。エリア出展のブースは、会場の外周をぐるりと囲みつつ(壁沿い)、中央を横断するような形で配置されており、お目当ての企業ブースへ向かう中で一般出展のブースもチェックできるような導線となった印象だった。

外周と中央の通りにエリア出展となる企業ブースが並んでいた(写真は28日に配布されていたリーフレットより)

以下、エリア名の順番(A01~)で、筆者が気になったものを中心に掲載する。

A01:アークライト

今回も開場と同時にすぐ行列ができるほどの人気で、お目当ては先行発売の『ラッツ・オブ・ウィスター』『ファントム・インク』『スポッツ』『クイナガン』あたりで、これらは午後早々には売り切れに。試遊コーナーも終始賑わっていた。

開場して5分でこの行列となったアークライトのブース

人気タイトルはどんどん売り切れに

イタリアで活躍するシモーネ・ルチアーニ(『バラージ』『マルコポーロの旅路』など)とダニロ・サビア(『アヌンナキ』など)の最新作『ラッツ・オブ・ウィスター』は、ネズミとなって巣穴を拡張していくワーカープレイスメントゲーム

『スポッツ』は、ダイスで犬(ダルメシアン)の斑点模様を完成させる、という可愛らしいダイスアクションゲーム。バースト要素もあり、運と戦略が試される内容となっている

A02:オインクゲームズ

新作『ゆくカバくるカバ』と『ダイイングメッセージ』の2タイトルを先行発売。10,000個限定でカードスタンドを無料配布(!)していたこともあって、こちらも開場からずっと賑わっていた。

新作『ゆくカバくるカバ』は、手札のカードをドラフトして(手札から1枚選んで、残りのカードは隣の人に回す……を繰り返す)、ゴキゲンなナショナルパークを作っていく

もうひとつの新作『ダイイングメッセージ』は、2023年秋にシネマトリックから50部だけ頒布された話題作を、オインクゲームズが製品版としてパワーアップさせて販売。殺人犯を示すエレガントなダイイングメッセージを作り上げる

A05:ヨフカシプロジェクト

しばらく新作が出ていなかったヨフカシプロジェクトだが、このほどブシロードクリエイティブがプロジェクトに加わって再始動。今後はKONAMIとドロッセルマイヤーズの3社で展開していく。その第一弾となる『キルタイム・キラーズ THE BOARD GAME 真明市連続殺人事件』が発表となり、ブースに展示されていた。

『キルタイム・キラーズ THE BOARD GAME 真明市連続殺人事件』は、『タイムボム』を生み出した佐藤雄介氏がゲームデザインを担当。

A06:ウィザーズ・オブ・ザ・コースト

『ダンジョンズ&ドラゴンズ』や『マジック:ザ・ギャザリング』を販売しているウィザーズ・オブ・ザ・コーストのブースは、終日試遊卓が埋まっていた。相変わらず人気が高い!

プレゼント付き無料体験会とあって、あっという間にどの時間帯も満員御礼に……

A12:グランディング

『街コロ』の発売元で知られるグランディングは、新作『妖怪バカスカ』を出展。同社京都スタジオに新しく入社したデザイナーがゲームデザインを担当している。

新作『妖怪バカスカ』を前面に押し出したブース構成。『街コロライフ』『スパイ ロワイヤル』などの旧作も販売

A13:CMON

CMONブースでは、1回1000円のガラポン抽選会やCMONミステリーボックスを販売。さらには2025年4月頃発売予定(1年後!)の『フロストヘイヴン』の早期予約も受け付けていた。

定価49,500円の『フロストヘイヴン』だが、早期予約なら38,500円になる。約10,000円もオトクに

A15:集英社ゲームズ

デジタルだけでなくアナログのゲーム展開もしている集英社ゲームズ。『呪術廻戦』などジャンプ系IPを活かしたボードゲームを出展していた。

新作『呪術廻戦 呪霊逃走 -渋谷事変-』は、プレイヤーが特級呪霊となって五条悟から逃げまくるという内容

一般参加者による「ボドゲになったらうれしいマンガ」は、『チェンソーマン』や『ワールドトリガー』など、アニメ化もされた人気タイトルが多いようだ

A17:JELLY JELLY GAMES

ゲームマーケットと同日発売(4/27)の新作『プエブロ』と『ペイントザローズ』を出展。また、今後発売予定の『ファイブタワーズ』『ぽいよね』『私はロボットではありません』も展示していた。

『プエブロ』は。建築家となってプエブロ(家屋)を建設していく、というもの。ブロック状の駒を積み重ねていくのがとにかく映える!

A19:ジーピー

『カタン』でお馴染みのジーピーは、手の平でケーキを積み上げる新作『ぐらぐらケーキタワー』を中心に展開。『ぐらぐら~』はジャンボサイズも試遊できて、こちらも盛り上がっていた。

おなじみ1,000円ガチャも実施。いつものように大行列

『ぐらぐらケーキタワー』はバランスゲーム。手のひらでどんどんケーキを積み上げていく

A60:スクウェア・エニックスMD

ここ数回、連続でゲームマーケットに出展しているスクウェア・エニックスは、3月に発売された『ファイナルファンタジーVII リメイク ボードゲーム マテリアハンター』と、発売時期未定の『ファイナルファンタジー モーグリ6兄弟のモブハント』の試遊を実施。

『FF モーグリ6兄弟のモブハント』は、『FFXII』の世界観をベースにしており、カナイセイジ氏がゲームデザインを手がけている

A68:すごろくや

すごろくやブースでは、発売されたばかり(4/26)の話題作『ダービーカジノ』を大々的に出展。振り続けられるダイスの結果で馬が走り、リアルタイムに賭けていく。まさに競馬とカジノが合わさったような内容で、試遊コーナーはさながらウインズのような盛況ぶり。

『ダービーカジノ』はアプリにも対応しており、ダイスを振る代わりにアプリでダイスを振り、馬の進行具合も画面に表示してくれる。しかもアプリなら実況付き!

個性あふれるボードゲームがいっぱい!一般出展ブースをチェック

ここからは、同人サークルを中心とした一般出展ブースにあったボードゲームを紹介する。こちらもブース番号順に並べてみた。なお、見出しにある「土」「日」はそれぞれ出展していた曜日を意味し、「両」とあるのは土日両日ともに出展、「横」はチャック横丁のコーナーに出展していたことを意味している。

A22両:『雑草かるた』

たむがや組からは「家の近所で撮影しました」という雑草の写真を使ったカルタを出展。名前を覚えれば「お、これは○○○だね」と博学なところをアピールできる……かもしれない。

C09土:『OrderBreak』

ルールをどんどん書き換えて、相手のライフをゼロにする2人用対戦カードゲーム。

C32土:『REX REGUM(レクスレグム)』

ノルカソルカの新作『REX REGUM(レクスレグム)』は、へクス型のタイルを置いて領地を広げ、他プレイヤーと争い合うアブストラクトゲーム。

D03両:『PAPITO パピトー』

デバッグモンキーズによる『PAPITO パピトー』は、ジジ抜きをベースにした推理系の協力カードゲーム。

F05両:『貼神バトラー』

RAMCLEARはここ最近ずっとマーダーミステリーを出展していたが、今回はコレクションシールを使ったゲーム『貼神バトラー(シールバトラー)』を発表。

F13両:『UMATAKA 馬高』

クラファンを実施した縄文時代を舞台にしたワーカープレイスメント。土器を作ることで勝利ポイントを得る。

G28両:『モグチンゴメン』

はらセレブの『モグチンゴメン』は、魔物整列バッティングゲーム。魔物カードを並べて、食べたり食べられたりしながら勝利点を得る。

H13両:『カペレ』

袋に入った100枚のチップを好きなだけ引いていくバースト&エリアマジョリティゲーム。簡単ルールでありながら、ユニークなチキンレースが楽しめる。

I01両:『ガムトーク大人』

角刈書店における定番ゲーム『ガムトーク』の大人(シニア)版。文字が大きくなり、トークの話題も「入院」や「遺書」などちょっとシニア向けとなっている。

I19両:『KAWASAKI NEON GANGSTA』

636GAMESではサイバーパンクなエリアマジョリティゲームを出展。プレイ人数は2~4人、プレイ時間は人数×60分想定(なので、4人で遊ぶと240分)。同人制作としては相当な重量級。

I21両:『Flow』

ボードゲームサークルDICEの『Flow』は、新感覚な四目並べ。置いた駒に向きがあり、特定の方向のみ1マス移動させることができる。

J09両:『モンスターへクス』

最近は小箱系が多かったゲームNOWAの新作は、タイル配置+エリアマジョリティの中量級ゲーム。ゲムマ前から大きな話題となり、事前予約だけで9割に到達したという。

J12両:『12 Rivers』

2022年のエッセンで話題になったタイトルが、ついに日本語版登場。立体的なボードで、パールが川を流れてくる様子などギミックがとても目を引く。

J18両:『国旗王』

200枚の国旗カードから8枚を手札とし、お題(人口が多い、面積が広いなど)で一番になれそうなカードを出して競い合うというもの。

K06土:『Floors UP!』

ゲームデザイン総合研究所による新感覚立体パズルゲーム。うまくキューブを配置して、たくさんのフロアカードを設置していく。1人から2人で楽しむことができる。

K24日:『メガネをクイッとするゲーム』

メガネキャラと言えばメガネをクイッとする仕草……ということで、世紀末Gamesによる新作は、カード出し切りにメガネを加えた(!?)、一風変わったゴーアウト系ゲーム。

L06土:『88アイスクリームR』

88createが2020年に頒布した『88アイスクリーム』に新フレーバーと新ルールを足した新版。カードを乗せていくバランスゲーム。

M23両:『コタツみかん』

多数決で「みかんのふさ」を奪い合うブラフゲーム。左右のユーザーと指と指を紐で結び、気づかれないように紐を引っ張って次に何を出すか意思疎通を行う。もちろん、ここで他のプレイヤーを騙すのがポイント。

N22土:『花言葉かるた-春-』『バズワード・イヤー2』

サークル「はなことば」の新作は、読み札が花言葉で場札が花カードのかるた第2弾『花言葉かるた-春-』と、流行語のワードを年代順に並べるカードゲーム第2弾『バズワード・イヤー2』のふたつ。旧作も頒布していた。

N45土:『初恋推理』

おかっぱレコーズによる『初恋推理』は、本物の卒業アルバムを使って、まるで名探偵かのように好きだった人を当てるゲーム。「性格や雰囲気は?」「好きだったところは?」などを聞いて、犯人(好きだった人)を当てる。

O10土:『CHESS SERIES VASE』

3Dプリンターで作った小さな花瓶を使ったチェスアレンジゲーム。相手の花瓶を取ったら、刺してある花を移し、その能力(移動方法)を使えるようになる。

O25日:『スートアタックモンスター』

トリックテイキングのルールでありながら、協力して場のモンスターを倒していく。ただし、報酬(勝利点)をもらえるのは一番大きい数字を出したプレイヤーとなる。

O28日:『Lunchtime!』

カードをドラフトしながら、協力してお弁当を作っていく。パッケージがコンビニ等で買うとき弁当容器になっており、このゲームを入手する段階からワクワクさせてくれる。

P21土:『空島の商人』

『8ビットモックアップ』や『ガニメデ戦記』のさとーふぁみりあ新作『空島の商人』は、タイル配置で島を発展させていくエリアマジョリティゲーム。

P05土:『あのとき僕らは○○だった』

「親友ができたとき」「告白したとき」が何歳のときだったのかを思い出し、その年齢を他のプレイヤーが賭けて当てる……というギャンブルゲーム。むしろ思い出に花が咲く?

P33土:『POPULAR』

数字とスートが書かれたカード、赤と黄色のディスク、ダイス等を使って、たくさんのゲームが遊べる次世代トランプ。ゲムマ2024春現在では10種類のルールが公開されているが、毎月1日に2種類以上の新しいルール(ゲーム)が公開されて、最終的には100種類(以上)になる予定。

横08土:『どうして空は青いの?』

子供が質問してきそうな素朴な疑問について答える、というゲーム。まじめに答えるもよし、大喜利として面白い解答するもよし!

横18日:『ビー玉ソート』

バラバラに並んでいるビー玉を、一番上のビー玉を1個ずつ移動しながら、同じ色を一列に並べていく。2023年秋では3色4列だったが、今回は4色5列になった。

横19日:『ONKAN』

全カードにICチップが搭載されており、スマホにかざすと音が鳴る仕組みになっている。この機能を利用して、『絶対音感かるた』と『音感神経衰弱』を遊ぶことができる。

横38土:『うさぎのミトとおいしいさがし』

子供向け知育ゲームとして作られた作品。完全に手作りで、想定以上の制作時間となってしまって、4つしか作れなかったそう(目標は10個だった)。

特設コーナーでは、謎解き、TRPGなどいろんな遊びを提供!

これまでのゲームマーケットにおいて一番広いスペースとなったおかげもあり、今回は特設ブースが充実していた。ここではそれらを紹介しよう。

本当に面白いユーロゲームの世界

海外の人気定番ゲームを遊ぶことができる人気コーナー。ドイツ年間ゲーム大賞に輝いたタイトルを中心に、常駐スタッフが丁寧に説明してくれるので、どのゲームでも楽しむ遊ぶことができる。午前中はみんな買い物に夢中だが、午後になると卓は全部埋まっていた。

チャック横丁

前回のゲームマーケット2023秋から設置された新しいコーナー。「箱なしのチャック袋や封筒等で出品」「販売個数は100個まで」等の条件をクリアすることで、ゲームマーケットへの出展に関して少し上がっていたハードルを下げる目的がある。

ゲームマーケット・チャレンジ

ゲームマーケットが定期的に出すお題に沿ったゲームを作ることで、このコーナーへの展示が可能となっている。今回のお題は「ポストカードが主役」。作品には付箋が貼ってあり、ブース番号やサークル名が書かれているので、実際に気になったら立ち寄ってみる……なんてことができる。

スペシャルステージ

国内外からゲストを呼び、特設ステージでトークショーなどを行ってもらうコーナー。今回はボードゲームデザイナーのフリードマン・フリーゼ氏のトークショーやマーダーミステリー座談会などが行われた。

Role&Roll TRPGギルド

こちらも毎度お馴染み、テーブルトークRPGを体験できるコーナーだ。『クトゥルフ神話TRPG』をはじめ、短時間で気軽に体験できるTRPGを楽しめる。土日いずれも午後は卓が埋まっている状況だった。

マーダーミステリーブース

すっかり人気&定番ジャンルになったマーダーミステリーをズラリと揃えたコーナー。プレイヤーたちが物語の登場人物となり、事件の真相に迫る会話型推理ゲーム。

『デュエルボーイポケット』バトルフィールド

すっかりゲムマ名物になった『デュエルボーイポケット』。立ったまま&手札としてカードを持った状態で遊べる2人用対戦ゲームで、新カードが追加されるなど前回よりパワーアップ。両日ともこのバトルフィールドで対戦が繰り広げられていた。

さらに今回は、ブース出展者にもれなく『デュエルボーイポケット』用のオリジナルカード1枚が事前に渡されており、効果等は決められているものの、カード名やイラスト部分は空白になっているので自由に書くことができる。これをどう来場者に渡すかも出展者の自由。

ごいたコーナー

能都町宇出津の伝承ゲーム『ごいた』のアークライト版を特設ブースで販売。試遊コーナーもあり。売上はすべて日本赤十字を通じて能登半島地震災害義援金に寄付するという。

フリープレイスペース

これは今回初めて登場したコーナーで、「買ったゲームを今すぐ遊びたい!」人向けに、フリープレイスペースが設置された。このコーナーは日曜日のみだったが、みんな買ったばかりのゲームを嬉しそうに&楽しそうにプレイしていた。

現場検証ゲーム 『乃々果』

現場検証ゲームは、事件が起こった現場を検証して事件の真相に迫る……というもの。ゲームマーケット2022秋にも実施され、今回はその第2弾。

ビッグゲームパーク

『アイスクール』や『トーキョーハイウェイ レインボーシティ』などのジャンボサイズ版がプレイできるコーナー。こういう場所でないとなかなか体験できないものばかりで、例えば『キャプテン・リノ:巨大版』は脚立がないと置けないほどの高さになり、これぞイベント会場向けのゲームだと言えよう。

フードコーナー

2019年秋開催以来、4年半ぶりの飲食コーナー。今回は東3ホールの奥にキッチンカーが7台並び、カツ丼やホットドッグ、ロコモコ、焼きそば、タコライス等を提供。キッチンカーの正面には飲食用のテーブルも設置されていた。

ゲームマーケット2024春の総括「すべてがコロナ前に戻り、本格的な次なる展開へ」

今回のゲームマーケット2024春は、過去最大級の広さで実施となり、特設ブースの種類も多く、そして何よりフードコーナーの復活もあって、ようやくゲームマーケット2019秋の状況に、つまりコロナ禍になる前に戻ったという印象だ。4年をかけてようやく戻ったのである。

そして、ゲームマーケットは2024年秋開催から、変わっていくことがいくつかありそうだ。

まず開催場所については、しばらくのあいだ千葉の幕張メッセで行われることになった。

これは、
(1)東京ビッグサイトが非常に人気のある展示会場で、日程やホールが希望どおりに確保できないことがある
(2)2025年から東京ビッグサイトが改修工事に入る
この2点により、当面は幕張メッセでの開催となったとのこと。

もう1つは、アークライトがKADOKAWAの子会社になった、という点だ。これはゲームマーケット2024春が開催される前日の4月26日に発表され、ボードゲーム業界ではちょっとした話題となった。

KADOKAWAの傘下になったと言ってもいますぐ何かが変わるわけではない。人気のTRPG『クトゥルフ神話TRPG』はアークライトとKADOKAWAが協力して展開していたものだ。そんな両社が正式にグループの一員となったことで、今後どんなシナジーが生まれるのか……。早ければゲームマーケット2024秋には、何らかの展開があるかもしれない。こちらは引き続き注視していきたいと思う。

というわけで次回の「ゲームマーケット2024秋」は11月16日と17日、場所は前述のとおり幕張メッセ 展示ホール4~6で開催される。

実は今回使用した東京ビッグサイト 東1~3ホールより少し狭くなるが、印象としてはさほど変わりはないだろう。いずれにせよ大きな会場な点については変わりないので、そろそろ来場者数3万人の壁を突破したいが、果たして……。

2024年9月21日~22日には「ゲームマーケット2024京都 in 京まふ」が開催。コロナ禍明け初の関西開催となる

「ゲームマーケット」公式サイト
松井 ムネタツ

パソコンゲーム雑誌、アーケードゲーム雑誌、家庭用ゲーム雑誌を渡り歩き、現在はフリーのゲーム系編集/ライター。マイベストゲームは『ウィザードリィ 狂王の試練場』で、最近だと『Forza Horizon』シリーズに大ハマリ。メインPCはAlienware Aurora。セガ・レトロゲーム系メディア「Beep21」副編集長をやりつつ、ボードゲームメディア「BROAD」編集長も兼任。

「BROAD」Webサイト

関連記事

総来場者数25,000人!出展数も過去最大で大いに盛り上がったアナログゲームの祭典「ゲームマーケット2023秋」をレポート
2023.12.21
アークライト 野澤 邦仁のボードゲームを作るには 番外編「ゲームマーケットに来場&出展してみよう!」
2023.11.10 [PR]
アークライト 野澤 邦仁のボードゲームを作るには Vol.03「モックアップ制作、クローズドテスト編」
2023.07.28
試遊卓やステージ復活で熱気充満! 20,000人以上が集ったボードゲームイベント「ゲームマーケット2023春」レポート
2023.06.01
アークライト 野澤 邦仁のボードゲームを作るには Vol.02「ゲームの着想7つ道具」
2023.05.12
ゲーム開発の最前線「GDC」参加報告会レポート――三宅陽一郎氏らが注目したAIやゲームデザイン、ポストモーテム関連の講演を紹介
2023.04.25

注目記事ランキング

2024.05.14 - 2024.05.21
VIEW MORE

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

フォワードシェーディング(Forward Shading)
フォワードシェーディング オブジェクト毎にライティングの計算を行い、その計算結果を描画するレンダリング手法。フォワードレンダリングともいう。ディファードシェーディング(Deferred Shading)に比べてポストプロセスの自由度は低いが、(何も物を配置しなかった際にかかる)最低限の描画コストが低く、アンチエイリアス処理などにおいてフォワードシェーディングの方が有効な分野も存在する。
VIEW MORE

Twitterで最新情報を
チェック!