フォートナイトとUEFNがv29.30にアップデート。すでに公開した島をプレイできないようにする機能が導入される

2024.04.24
ニュースクリエイティブモードフォートナイトUEFN
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この記事の3行まとめ

  • フォートナイトがv29.30にアップデート
  • Verseで記述した非同期処理の負荷を計測できるようになる
  • 公開済みの島を無効化するオプションが4月25日(米国時間)より導入

2024年4月23日(火)、Epic Gamesフォートナイトv29.30にアップデートしました。

それに伴い、クリエイティブやUnreal Editor For Fortnite(以下、UEFN)においても、さまざまな変更が加えられました。

Verseにおける非同期処理の負荷が計測可能に

Verseに「profile」マクロが追加されました。profileマクロは非同期コンテキスト(※)内でのみ使用でき、非同期処理のパフォーマンスをログに出力します。
※ 非同期処理が許可される関数内の領域

profileマクロの使用例。2,000回のループ処理の負荷を測定している

パフォーマンスの測定結果は、引数に指定した文字列が連結されて出力ログに出力される

ただし、今回のアップデート時点では、profileマクロ内での非同期処理には対応していません。

公開済みの島を無効化するオプションが追加

2024年4月25日(米国時間)より、島コードを無効化する機能が導入されます。すでに公開済みの島コードを無効化することで、チームとプレイテスター以外のプレイヤーがプレイできない状態になります。

フォートナイトの仕様では、島を公開したときに島コードが決定します。同機能を使って最初から島コードを無効化した状態で公開すると、一般プレイヤーがプレイできない状態を保ったまま島コードを確定できます。

島コードの無効化についての詳細は、公式ドキュメントをご覧ください。

VerseがUMGウィジェットに対応

Verse上でUMGウィジェットのアセットを扱えるようになったことがアナウンスされました(※)。
※ 記事執筆時点では、不具合のため当該機能は一時的に削除されています。詳細はこちらをご覧ください

従来、UMGウィジェットを表示するには「HUDメッセージの仕掛け」を使用する必要がありました。このアップデートにより、Verseで作成したUIと同様の方法でUMGウィジェットを表示できます。

従来よりUMGウィジェットの表示に使用されている「HUDメッセージの仕掛け」には、同時に5つを超えるウィジェットを表示できない制限がある

さらに、今回のアップデートでは、プレイヤーのスポーン地点となる仕掛け「プレイヤースポナー」に、プレイヤーを強制的に仕掛けの位置からリスポーンさせる「プレイヤーをスポーン」イベントが追加されました。

また、「操作: 三人称視点」にv29.20より追加された「Twin Stick」オプションに、マウスをゲームパッドのスティックと同じように動作させるオプションが追加されています。

「操作: 三人称視点」は、視点変更時にプレイヤーキャラクターの制御方法を上書きする仕掛け

アップデートの詳細は公式サイトおよびリリースノートをご確認ください。

フォートナイト エコシステム V29.3029.30 Release Notes

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