『IDOLY PRIDE』のカメラ機能の実装についてQualiArtsが解説。キャラクターを観察しやすく、歪みを抑えながらズームも可能なカメラ

『IDOLY PRIDE』のカメラ機能の実装についてQualiArtsが解説。キャラクターを観察しやすく、歪みを抑えながらズームも可能なカメラ

2024.01.23
ニュースゲームづくりの知識Unity
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • QualiArts、『IDOLY PRIDE』におけるカメラ機能の実装方法を解説した記事を公開
  • カメラの実装にはUnityのCinemachineを、操作の実現にはCinemachineExtensionを活用している
  • キャラクターの周囲を回るような操作や、焦点距離を調整してズーム時の歪みを解消する方法などが解説

QualiArtsは2024年1月19日(金)、自社のエンジニアブログにて『「IDOLY PRIDE」の着替えのカメラ実装の紹介』と題した記事を公開しました。

同記事では、スマートフォン向けゲームIDOLY PRIDE内のキャラクターが衣装変更する「着替え」機能におけるカメラについて解説しています。

『IDOLY PRIDE』の「着替え」機能利用時には、キャラクターを観察できるように、周囲を回ったりズームしたりして操作できるカメラが実装されています。

同カメラには、「回転」「ズーム」「高さの調整と水平移動」という3種類の操作方法があります。

このカメラには、UnityのCinemachineを使用。また、柔軟な操作を実現するため、Virtual Cameraの「OrbitalTransposer」ではなく、CinemachineExtensionという拡張機能を利用して実装されています。

カメラの軌道をイメージした図。また、記事内では実装時のコードも紹介されている(画像はブログより引用)

キャラクターの周囲を回るようにカメラを動かす実装だけでなく、焦点距離を調整することでズーム時もキャラクターのかわいらしさを維持する処理や、カメラの高さと水平位置を調整する方法についても解説されています。

紹介されているカメラによって、キャラクターの映りの歪みを抑えつつズームできるようになる(画像はブログより引用)

実装の詳細や実際のコードについては、こちらをご確認ください。

「IDOLY PRIDE」の着替えのカメラ実装の紹介 | QualiArts engineer blog

関連記事

「Unity 6.4」で予定された破壊的変更を一挙紹介。Render Graph互換モード削除、SRP CoreのPhysics依存解消など
2025.09.17
「Unity 6.3 Beta」リリース。UI Toolkitでカスタムシェーダーが使用可能。2Dシーンで3Dメッシュを描画できる機能なども実装
2025.09.17
ScriptableObjectを解説したUnity公式の無料電子書籍、Unity 6版にアップデート。無料サンプルや公式ブログと併せて学べる
2025.09.09
Unity 6で更新されたHDRPの機能を解説。無料電子書籍がUnity公式サイトで公開中。日本語版は後日リリース予定
2025.09.08
Unityで3D都市モデルを使えるオープンソースSDK「PLATEAU SDK for Unity v4.0.0-alpha」リリース。広域のモデルを低負荷で描画可能に
2025.09.04
Unity 6におけるビジュアルエフェクト(VFX)の制作手法を解説した日本語版電子書籍、Unity公式が無料公開
2025.08.25

注目記事ランキング

2025.09.12 - 2025.09.19
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

エミッター(Emitter)
エミッター
  1. 英語で「放出器」「放出源」のこと。
  2. ゲーム開発においては、パーティクルを生み出す発生源のことを示すことが多い。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!