この記事の3行まとめ
Godotは「Godot Engine」の最新バージョン『Godot 4.2』をリリースしました。
We did it! 🎉 Our third feature release of the year, Godot 4.2, is out now 🤖
Over 350 contributors helped to build this release, submitting more than 1800 improvements to the engine.
Learn how #GodotEngine makes your gamedev journey more fun:https://t.co/X8FIAdUPLt
— Godot Engine (@godotengine) November 30, 2023
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— Godot Engine (@godotengine) November 30, 2023
Godot Engineは、クロスプラットフォームに対応している2D・3Dゲーム用のゲームエンジンです。オープンソースで開発されているため使用料がかからないのも特徴です。
本記事では、バージョン4.2へのアップデートからいくつかをピックアップして紹介します。
タイルマップエディタにタイルを回転・反転する機能が搭載
タイルマップにタイルを回転・反転して配置できるようになりました。加えて、タイルマップエディタがリファクタリングされ、パフォーマンスが向上しています。
スクリプトエディタに「Code Region」機能が導入
GDScriptを編集するスクリプトエディタに、コードの領域を指定する「Code Region」機能が搭載されました。
コードを「#region ○○」(○○は領域名)と「#endregion」タグで囲うことで領域が設定されます。領域はエディタ上で1行に折りたためるようになるため、同じファイル内のコードを領域で分類することで可読性を向上できます。
中心以外を原点とするメッシュのスケールに対応
3Dビューポートのギズモに、新たなスケール機能が導入されました。
従来のスケールでは、オブジェクトの中心のみを基点としていました。今回のアップデートにより、オブジェクトをボックスで囲ったときの各面を基点としてスケールできるようになります。
新たなスケール機能は、コリジョンやCSG、ボリュームなどに対して使用できます。
3Dビューポートには、デカールやフォグなどが選択しやすくなるインジケーターの追加などの改善も施されています。
GDExtensionをホットリロード可能に
GDExtensionの変更をエディタを起動したまま反映させる、ホットリロードが可能になりました。これにより、変更のたびにエディタを再起動する工程が不要になります。
加えて、WebプラットフォームビルドにおけるDLL(ダイナミックリンクライブラリ)のロードをサポート。それに伴い、WebプラットフォームでGDExtensionが使えるようになりました。
AMDのアップスケーリング技術「FSR 2.2」をサポート
AMDが提供するアップスケーリング技術「FidelityFX™ Super Resolution(FSR) 2.2」を新たにサポートしました。FSRを使用して制作されたデモプロジェクト『Godot 42』が公開されています。
レンダリング関連では、Forward+とモバイルレンダラーに2D HDRレンダリングが導入されるなどのアップデートが行われています。
ここまで『Godot 4.2』の機能を紹介してきましたが、次期バージョン『Godot 4.3』も2024年初めのリリースを予定しているとのこと。
詳細は、Godot公式ブログをご確認ください。
Godot公式ブログ『Godot 4.2 arrives in style!』