この記事の3行まとめ
SideFXは、物理シミュレーションやエフェクト、アニメーションの作成などが行えるノードベースの3DCGソフト「Houdini」の最新バージョン『Houdini 20』をリリースしました。
#Houdini20 has been releeaaaasssed!
Join us tomorrow (Thursday) for the #H20 #HoudiniHIVE – a full day of technical presentations on @youtube covering some of the new #Houdini 20 features – delivered by many of the artists, TDs and developers who worked on the software and… pic.twitter.com/sxmvoQNuHT
— SideFX (@sidefx) November 8, 2023
#Houdini20 has been releeaaaasssed!
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— SideFX (@sidefx) November 8, 2023
リギング&アニメーションツール「KineFX」が強化
Houdini 20では、KineFXにプロシージャルリギングを可能にするグラフ評価フレームワーク「APEX(All-Purpose EXecution)」が導入されました。
さらに、新たなviewer state「Animate state」も導入。ビューポート上でのリグ操作や、キャラクター間のコンストレイント(※)作成などの機能を備えています。
※ オブジェクトに方向や位置、別オブジェクトとの上限距離などの制約を与え、オブジェクトの動きを制限する仕組み
また、物理ベースのアニメーション作成に対応。大まかにキーを設定したアニメーションに適用することで、キー間の位置や回転が物理ベースの軌道に置き換わります。
アンリアルエンジンとの連携が強化
アップデートに伴い、他ツールとの連携を行うHoudini EngineはUnreal Engine 5.3に対応。加えて、オブジェクトをグリッド単位でストリーミングする「World Partition」へのエクスポートや、複数人でレベルの同時編集を可能にする「One File Per Actor」などを新たにサポートしました。
また、アンリアルエンジンでHDAを扱うアセット「Houdini Tools」が導入されました。地形や道路を生成する、サンプルのHoudini Toolsがいくつかデフォルトで用意されています。
モデリング機能や「Solaris」などもアップデート
モデリング機能には、3Dモデルに直接テクスチャマスクをペイントするノード『Texture Mask Paint』などが使用可能になりました。
また、USD(OpenUSD)との連携を行うツール「Solaris」には、レンダリングの統計データを確認できる「Render statistics」などが追加されています。
そのほかの変更点については、製品ページや公式ドキュメントをご確認ください。
Houdini 20 製品ページHoudini 20 公式ドキュメント