国土交通省が主導する「PLATEAU」、Unity向けSDKのツールキット群「v0.2.1」(ベータ版)をリリース

2023.10.30
ニュースUnity
この記事をシェア!
twitter facebook line B!
twitter facebook line B!

この記事の3行まとめ

  • 「PLATEAU SDK-Toolkits for Unity」、ベータ「v0.2.1」が公開された
  • 「PLATEAU SDK for Unity」用のアドオンとして提供されているツールキット群
  • 「Maps Toolkit」「AR Extensions」が新たに実装

2023年10月28日(土)、「PLATEAU SDK for Unity」のアドオン「PLATEAU SDK-Toolkits for Unity」のベータ「v0.2.1」が公開されました。

「PLATEAU(プラトー)」は国土交通省が主導するプロジェクトで、日本の3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化を目的としています。

「PLATEAU SDK-Toolkits for Unity」は、PLATEAUが提供する3D都市モデルのデータを利用した、Unity上でのアプリケーション開発を支援するツールキット群。GitHub上で公開され、MITライセンスで提供されています。

ツールキットとして、3D都市モデルのグラフィックスを向上させる「Rendering Toolkit」、人や乗り物を配置してシミュレーションなどを支援する「Sandbox Toolkit」などが用意されています。

(画像はGitHubページより引用)

ベータ版のv0.2.1は、「Maps Toolkit」が新たに実装されました。

「Maps Toolkit」では、3D地図ツール「Cesium」のタイルに合わせて自動的にPLATEAUの建築物を配置する機能「Automatic Alignment」を使用できます。

また、GIS(地理情報)のデータや、建築物に関するモデル・IFCのデータをインポートすることも可能です。

(画像はGitHubページ内の動画より引用)

「PLATEAU SDK-Toolkits for Unity」を前提としたツール「PLATEAU SDK-AR-Extensions for Unity」もリリースされました。

本ツールは、PLATEAUの3D都市モデルを使用したARアプリケーション開発を支援するさまざまな機能が提供されています。

また、Googleの提供するVPS「ARCore Geospatial API」を使って3D都市モデルの位置合わせを行い、AR空間内で実際の建造物の位置にモデルを配置できます。

さらに、配置した建造物モデルの向こうにキャラクターがいるような描画ができるオクルージョン機能なども設定できます。

(画像はGitHubページ内の動画より引用)

「PLATEAU SDK-Toolkits for Unity」「PLATEAU SDK-AR-Extensions for Unity」や、「PLATEAU SDK for Unity」は、GitHubからダウンロードが可能です。

詳細は、GitHubページをご確認ください。

「PLATEAU SDK-Toolkits for Unity」 GitHub「PLATEAU SDK-AR-Extensions for Unity」 GitHub「PLATEAU SDK for Unity」 GitHub

関連記事

Unity上でセリフの音声合成ができる「A.I.VOICE for GAMES」でリップシンクが可能に。キャラの口がセリフに合わせて自然に動く
2024.04.26
Unityのプロジェクトをインポートできるプラグインも無料公開。3DゲームやVRアプリの開発に向いた「UNIGINE Engine」、バージョン「2.18.1」がリリース
2024.04.25
【GDC 2024】Unity Technologies講演の日本語吹き替え動画、5/8(水)より順次公開予定。Unity Japan公式YouTubeチャンネルにて
2024.04.24
Unity Technologies、HDRPを解説した無料の電子書籍をUnity 2022 LTS版にアップデート。進化した水面の表現やSpeedTreeを組み合わせたTerrainの使い方を183ページにわたって紹介
2024.04.19
Steamの「実績解除」を手軽に実装。インディーゲーム開発者のザクロスケ氏、Unity用ビジュアルノベル制作ツール「宴」のプラグインを無料公開
2024.04.16
Adobe、「Substance 3D Connector」をオープンソースとして公開。Blender・Maya・3ds MaxやUE5・Unityなどの間でのアセット共有を目指す
2024.04.08

注目記事ランキング

2024.04.23 - 2024.04.30
1
【2022年5月版】今から始めるフォートナイトの「クリエイティブ」モードープレイ開始から基本的な操作方法まで解説
2
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧
3
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.5「島の設定」
4
『フォートナイト』で動く本格的なゲームが作れるツール「UEFN」とは?従来のクリエイティブモードから進化したポイントを一挙紹介!
5
【CHALLENGE1】「クリエイター ポータル」を使って、UEFNで作成した島を世界中に公開する
6
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.1「アイテム系」
7
フォートナイトとUEFNがv29.30にアップデート。すでに公開した島をプレイできないようにする機能が導入される
8
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.7「NPC系」Part1
9
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.4「ゲームシステム系」
10
まるで『マイクラ』?ボクセル地形を生み出す無料アセット「VoxelPlugin Free」で”地形を掘ったり積み重ねたり”して遊んでみよう
11
UEFNで使えるプログラミング言語「Verse」のノウハウが集結。『UEFN.Tokyo 勉強会 03 Verse Night』レポート
12
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.2「ユーティリティ系」
13
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.6「チーム・対戦系」Part1
14
【STEP2】UEFNの基本的な使い方を覚えよう
15
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.10「UI系」Part1
16
フルカラー書籍「UEFN(Unreal Editor For Fortnite)でゲームづくりを始めよう!」、ついに本日発売!全国書店で好評発売中!
17
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.8「ゾーン系」
18
【CHALLENGE2-1】フレンドと一緒にゲームを作ろう――UEFNプロジェクトをチームメンバーとリアルタイムで共同編集する
19
『フォートナイト』で建築ビジュアライゼーション!?UEFNでオリジナルの世界観をどう作り上げたか、その手法を解説【UNREAL FEST 2023 TOKYO】
20
「UEFN」って実際どうなの? 編集部が3時間で「みんなで遊べるアクションゲーム(?)」を作ってみた
21
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.10「UI系」Part2
22
【STEP4-2】リスポーンとチェックポイントの仕組みを作る
23
【CHALLENGE3】UEFNの機能「ランドスケープ」を使ってオリジナルの地形を作る
24
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.3「プレイヤー系」
25
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.9「建築物系」Part1
26
【STEP4-1】コース外に出たらデスする仕組みを作る
27
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.6「チーム・対戦系」Part2
28
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.7「NPC系」Part2
29
フォートナイトとUEFNがv29.20にアップデート。見下ろし視点でもプレイヤーキャラクターの向きを操作できるようになった
30
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.9「建築物系」Part2
VIEW MORE

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

ビヘイビアツリー(Behavior Tree)
ビヘイビアツリー AIの思考、行動をツリー状の構造図で定義したもの。およびそのシステム。挙動の優先順位や条件を定義していくことにより、複雑なAI挙動をシンプルに実現できる。
VIEW MORE

Twitterで最新情報を
チェック!