この記事の3行まとめ
Godot Engine開発チームは、「Godot Engine」の最新バージョン『Godot 4.2』のベータ版をリリースしました。GitHubから誰でもダウンロード可能です。
💎 After another 3 months of incredible work by our contributors, #GodotEngine 4.2 is ready for beta testing! So many things to highlight, I'll try to do it in a thread 👇
Read our full announcement:https://t.co/VvdzK50LSL
— Yuri Sizov (@YuriSizov) October 12, 2023
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— Yuri Sizov (@YuriSizov) October 12, 2023
Godot Engineは、クロスプラットフォームビルドに対応した2D・3Dゲームエンジンです。MITライセンスのオープンソースソフトウェアであるため、使用料がかからないことが特徴です。
Godot 4.1からGodot 4.2 Beta 1では1,300点以上、Godot 4.2 Beta 2ではさらに95点の変更が加えられています。リリースに併せて公式ブログで公開された記事では、Godot 4.1からの主な変更点が紹介されています。
プロジェクトマネージャーやエディタのUIの変更をはじめ、パーティクルおよびシェーダーシステムの改善など、アップデートやバグ修正が行われています。
2Dナビゲーションシステムがメッシュベイキングに対応
3Dのナビゲーションメッシュベイキングと同様、ワールド上の2Dオブジェクトを基に2D用のナビゲーションメッシュを生成できるようになりました。
3Dビューポートが改善
エディタの3Dビューポートで使用できる機能が拡充されました。オブジェクトを操作するホットキーが追加されているほか、ボックスコリジョンの各辺を個別に編集可能になる、一部の3Dノードギズモが選択されていないときに非表示になるなどのアップデートが施されています。
スクリプトデバッグがマルチスレッドに対応
GDScriptなどで書かれたコードをデバッグするスクリプトデバッガが、マルチスレッド化したコードに対応しました。これより、ブレークポイントなどが正しく動作するようになります。
GPUパーティクルが刷新
Godot 4.2では、GPUパーティクルおよびGPUパーティクルのプロパティ「ParticleProcessMaterial」がリファクタリングされ、リアルなビジュアルエフェクトだけでなく、よりスタイライズされたエフェクトも制作できるようになりました。
なお、Godot Engine開発チームはGPUパーティクルへの移行を推奨しており、Godot 4.2以降はCPUパーティクルに新たな機能を追加する予定はないとのこと。そのため、Godot 4.2にはCPUパーティクルをGPUパーティクルへ変換するコンバーターが導入されています。
パーティクルシステムの詳細な更新内容に関しては、こちらをご覧ください。
なお、Godot EngineのGitHubリポジトリでは、バグの報告を受け付けています。既知のバグの確認や、まだ知られていない未発見のバグの報告が可能です。
Godot 4.2 ベータ版のダウンロードはこちらをご確認ください。
Dev snapshot: Godot 4.2 beta 2|Godot Engine 公式ブログgodotengine / godot|GitHub