この記事の3行まとめ
- Unreal Engine 5.2の公式ドキュメントにて『Lumen パフォーマンス ガイド』が公開中
- Lumenは、動的なグローバルイルミネーションおよび反射システム
- スケーラビリティ設定など、Lumenを最適化する際のポイントを解説している
Unreal Engine 5.2の公式ドキュメント上で『Lumen パフォーマンス ガイド』が公開されています。ドキュメントでは、スケーラビリティ設定などによりLumenを最適化する際の手法が解説されています。
LumenはUnreal Engine 5.0から導入された、動的なグローバルイルミネーションおよび反射システムです。
Lumenは、スケーラビリティ設定における「Global Illumination(グローバル イルミネーション)」および「Reflections(反射)」の設定によってターゲットとなるFPSが変わります。
「Epic」では30fps、「High」では60fpsを目標にパフォーマンスを制御します。なお、「Medium」と「Low」ではLumenが無効化されます。
レベルエディタのスケーラビリティ設定画面(画像は公式ドキュメントより引用)
また、Lumen Reflections(Lumen 反射)をScreen Space Reflection(スクリーンスペース反射)に置き換えることで、反射の負荷を軽減できるとのこと。
Lumen Reflectionsを無効化した例(画像は公式ドキュメントより引用)
そのほか、ドキュメントにはソフトウェア / ハードウェアレイトレーシングのパフォーマンスに関わる仕様、Lumenのプロファイリングなどについても記載されています。
Lumenの処理は「Lumen Scene Lighting」「Lumen Screen Probe Gather」「Lumen Reflections」の3つのパスに分割される(画像は公式ドキュメントより引用)
詳細は、公式ドキュメントをご覧ください。
『Lumen パフォーマンス ガイド』Unreal Engine 公式ドキュメント