AIにシェーダーを書いてもらう機能をUnityに実装。ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン、同機能を体験できるサンプルプロジェクトと紹介動画を公開

2023.03.14
ニュースUnity
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この記事の3行まとめ

  • ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンが「AIにシェーダーを書かせる機能」を実装し、サンプルプロジェクトと動画を公開
  • ChatGPT APIをUnityのエディタに組み込んでいる
  • AIにシェーダーを書かせる機能はまだ実用的ではないが、AIとシェーダーを作る工程は新鮮な体験とコメントしている

2023年3月13日、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは自社が運営するYouTubeチャンネルにて、『【Unity】AIがシェーダーを書く!?ChatGPT APIを使ってみよう!』と題した動画を公開しました。

この動画は、OpenAIによるChatGPT APIUnityのエディタに組み込んだ「AIにシェーダーを書かせる機能」について紹介されています。

(画像はGitHubページより引用)

また、機能の仕組みも解説しています。動画では、ChatGPT APIがコード生成用のモデルではないため、挙動を調整する必要があることを説明しています。

そこでユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの作成したプロジェクトでは、エディタ上で入力した文字をそのままChatGPT APIに渡すのではなく、挙動調整用の定型文を与えるように実装しています。

動画の後半では、AIが出力するシェーダーは、よくコンパイルエラーになったり複雑なものは実装を諦めたりと、AIによるシェーダー生成はまだ実用する段階には至っていないと話します。それでもAIとシェーダーを作っていく工程は、新鮮な体験だともコメントしています。

最後に、AIはシェーダーの生成以外に「ストーリーの自動生成」や「自然言語でのNPCの操作」などにも役立てることができそうだと、AIとゲームの可能性を示し、動画を締めくくっています。

動画で使用されているUnityのサンプルプロジェクトは、こちらからダウンロードできます。

『【Unity】AIがシェーダーを書く!?ChatGPT APIを使ってみよう!』YouTubeページ『AIShader』GitHubページ

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