Maya用のお役立ちツールを3DCG制作スタジオが無料で配信。テクニカルアーティストの意見を取り入れて作られた6つのツール

2023.02.28
ニュース3DCGMaya
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • COYOTE 3DCG STUDIO」が、Maya用ツールをBOOTHで無料配信
  • ツールは、同スタジオのテクニカルアーティストチームが作ったもの
  • 記事執筆時点では6つのツールを提供している

3DCG制作スタジオ「COYOTE 3DCG STUDIO」は、同スタジオのメンバーが作ってきたツールをBOOTHで無料配信し、Webサイトで発表しました。

COYOTE 3DCG STUDIOは、クリーク・アンド・リバー社が運営する3DCG制作スタジオ。今回発表された無料ツールは、同スタジオのテクニカルアーティスト(以下、TA)チームによってつくられています。

記事執筆時点では、以下の6つのツールがBOOTHで無料配信されています。

  • 「Custom UV Editor」:MayaのUVエディタを便利にするツール群
  • 「Maya Menubar Manager」:Mayaの自作メニューの追加・編集・削除などを容易に行えるGUIツール
  • 「Reset Bind Pose with Set Segment Scale」:セグメントスケール補正のオン・オフを誤ってバインドしてしまったとき、ワンクリックで修正できるツール
  • 「Skin Duplicate」:バインド後のメッシュ複製ツール
  • 「Fix Flat Lighting」:MayaのライトをFlat Lightingで固定するツール
  • 「Coyote Joint Orient To Rot」:ジョイントの方向に値を入れたくないときに役立つツール

「Custom UV Editor」は、UVシェル位置合わせ機能や、グリッド・ピクセル・UV頂点同士で簡単にスナップする機能など、アーティストの意見を取り入れて生まれた機能が詰まっている(画像はBOOTHページより引用)

「Maya Menubar Manager」(画像はBOOTHページより引用)

「Reset Bind Pose with Set Segment Scale」(画像は記事より引用)

これらツールは、TAという職種の盛り上げ、TA同士の技術共有・交換に貢献したい目的で配信されています。

ツールは随時配信予定で、配信の際はTAチームのTwitter公式アカウントから発信するとのこと。

今回発表された内容の詳細は、こちらをご確認ください。

BOOTHツール配信はじめました!「COYOTE 3DCG STUDIO」BOOTHページ

関連記事

Photoshopと連携して3Dオブジェクトを編集できる、「Substance 3D Viewer」ベータ版がリリース
2024.10.15
Blender 4.3 ベータ版リリース。グリースペンシル 3.0や新規ジオメトリノードのほか、EEVEEでのライトリンキングが使用可能に
2024.10.07
ゲームの「最適化」って何? Vol.2 カメラ外のオブジェクトを描画しない「カリング」の仕組みや軽くなる理由を解説!
2024.10.04
『2.5次元の誘惑 天使たちのステージ』におけるキャラクターの見せ方とモデリングについて、Aimingが解説記事を公開
2024.10.01
恐る恐る設定をいじらずに済む、CG制作のための「カメラ講座」。フィルター効果や陥りやすい錯視など、アーティスト向けに光学現象からバンダイナムコスタジオが解説【CEDEC2024】
2024.09.22
「ZBrush for iPad」も登場。Maxon、自社製品バンドルの最新バージョン「Maxon One 2025」をリリース
2024.09.12

注目記事ランキング

2024.10.16 - 2024.10.23
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

法線
ホウセン 頂点がどの方向に向いているのかを決定するベクトル情報。ライティング情報を受けて、どのような方向に陰影を作リ出すかを決定する処理に利用する。 マテリアル内で、計算やテクスチャ情報により法線をコントロールすることで、メッシュそのものを弄らずに立体感を出すことが可能。 面の表裏を表す面法線もある。
VIEW MORE

Twitterで最新情報を
チェック!