Unity Toon Shaderマニュアルの日本語訳版が公開。「リムライト」や「天使の輪」など多彩なトゥーン機能を搭載した、UTS2の後継トゥーンシェーダー

2023.02.21
ニュースUnity
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • Unity Toon Shaderの公式マニュアルが日本語に翻訳
  • Unity Toon Shaderは、Unity-chan Toon Shader ver 2.0の後継となる、2影トゥーンシェーダー
  • 「アウトライン」や「リムライト」、「天使の輪」など、リッチなトゥーン表現のための機能も多彩

Unity公式トゥーンシェーダー「Unity Toon Shader」の公式マニュアルが、日本語に対応しました。

Unity Toon ShaderUTS3)は、Unity-chan Toon Shader ver 2.0UTS2)の後継として開発された、Unity公式のトゥーンシェーダー。Unityにおけるすべてのレンダーパイプラインに対応しています。

Unity Toon Shaderは、影の濃さを最大3段階に分けてセルシェーディングを実行。「影なし」「薄めの影(1影)」「濃いめの影(2影)」の色を指定する3つのテクスチャマップから、影の濃さに対応したマップのカラーを出力します。

左:基本色(影なし)マップ、右:1影色マップ(画像は公式マニュアルより引用)

基本色マップと1影色マップを使用したUnity Toon Shaderの使用例。首や脚など、影がかかる部分に1影色マップのカラーが使用されているのがわかる(画像は公式マニュアルより引用)

加えて、より高度なトゥーン表現を実現する「アウトライン」や「リムライト」といった多彩な機能を備えています。

3Dモデルのエッジに逆光表現を加える、Rim Light(リムライト)効果の適用例。ライト強度や色、ぼかしの有無などが設定可能(画像は公式マニュアルより引用)

キャラクターの髪にリング状のツヤ表現を追加する、Angel Ring(天使の輪)効果の適用例(画像は公式マニュアルより引用)

翻訳されたマニュアルには、Unity Toon Shaderチュートリアルのほか、Inspectorウィンドウにおける各効果の設定方法サンプルプロジェクトへのリンクなどが記載されています。

詳細は、公式マニュアルをご覧ください。

『Unity Toon Shader』公式マニュアル

関連記事

Razer、UEやUnityに対応したゲーム開発SDK「WYVRN」を発表。QAを効率化するAIツールやハプティクス技術などを統合
2025.04.01
ライティングの影響で見た目が変わる爆風エフェクトや、ゲーム背景の画作りのテクニックなど。Unityによる映像制作のコツを解説した記事2本、Aimingが公開
2025.03.25
Unity 6.1は4月リリース。Meta Quest対応やWebGPU正式サポートなど、今後のロードマップが語られた「GDC 2025」講演アーカイブが公開中
2025.03.22
「Unity ゲーミングレポート 2025」が無料で公開。Unityで開発する約500万人のデータなどを分析し、AI活用・モバイルゲーム開発の動向などをレポート
2025.03.19
『PLATEAU SDK for Unity GIS Sample』、v1.3.0にアップデート。歩行者・自動車の視点で街を散策できるモードなどが搭載
2025.03.18
ノードベースのビヘイビアツリーをUnity 6の新機能「Unity Behavior」で実装。テクロスが解説記事を公開
2025.03.17

注目記事ランキング

2025.03.26 - 2025.04.02
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

ローカル座標
ローカルザヒョウ 各オブジェクトの原点を基点とした座標系における、特定の一点を示した座標。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!