この記事の3行まとめ
- 『アサシン クリード ヴァルハラ』のサンドボックスミュージックシステムを解説
- 「異国の地にやってきた北欧人を表現する音とは?」を共通のメッセージとして制作
- 「没入感の体験を創出」「聞き疲れの回避」など6つの目標ごとに解説している
『アサシン クリード ヴァルハラ』のサウンドシステムを解説した記事が、Audiokineticのブログにて公開されました。
オーディオディレクターのアルド・サンパイオ氏によると、プロジェクト全体を通してサウンドチームが共通のオーディオビジョンとメッセージを持つことが重要であり、「異国の地にやってきた北欧人を表現する音とは?」というメッセージがサウンドチームにとって鍵となったと述べています。
また、記事では開発時の6つの目標に分けて、サウンドシステムの設計について解説しています。
- 没入感の体験を創出
- 聞き疲れの回避
- 音楽を通したフィードバックの提供(制限エリア)
- ゲームプレイの激しさに合わせる(探索)
- プレイヤーアクションのサポート(変装エリア)
- サンドボックスによる物語性のサポート
「聞き疲れの回避」のセクションでは、プレイヤーが音楽に飽きてしまうのを防ぐためには、限られた場面で意識的に音楽を使いその数分を最大限に活かすことであると述べています。
探索時にユーザーが疲れないようにところどことに無音を入れ、また、飽きさせないようにゲームプレイのタイプごとにバリエーションを1~3種類ほど用意して単純なランダム変動システムを採用するといった工夫を施したとのことです。
詳しい内容については、Audiokineticブログの当該記事をご確認ください。
『アサシン クリード ヴァルハラ』のサンドボックスミュージックシステム