Live2Dってゲームでどう役立つ?サムザップ直伝の表現テクニックも明かされる講演の見どころをLive2D公式に聞いてみた【ゲームメーカーズ スクランブル2026】

Live2Dってゲームでどう役立つ?サムザップ直伝の表現テクニックも明かされる講演の見どころをLive2D公式に聞いてみた【ゲームメーカーズ スクランブル2026】

2026.08.19 [PR]
注目記事インタビュー2D・イラストLive2Dゲームメーカーズ スクランブル2026
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2Dイラストの魅力をそのままに、立体的で滑らかなアニメーションを加える表現技術「Live2D」。VTuberや2Dアニメーション作品の制作のみならず、ゲーム開発の現場においても数多くのタイトルで導入されています。

今回は「ゲームメーカーズ スクランブル2026」出展に向け、2Dアニメーション制作ツール「Live2D Cubism」の概要や学習コンテンツの展開について伺ったほか、イベント当日に行われるLive2Dハンズオンの内容や、セッション、ブースの見どころなどを語っていただきました。

目次

Live2D 小関 睦海

2021年、株式会社Live2Dに入社。Live2D Cubism SDKのマーケティングやライセンス提案など、開発以外の業務を幅広く担当している

Live2D 川上 遼太

Live2D社内のデザイナーチーム「Live2D Creative Studio」所属。Live2Dデザイナー/クリエイティブディレクターとして、Live2D用のイラスト、アニメーション作品などの映像、VTuberやゲームアプリ向けのLive2Dデータなど、さまざまな作品の制作・監修に携わる

2Dイラストに命を吹き込むLive2D。ツール提供からアニメ制作まで広がる事業展開

――まずは自己紹介として、お2人の普段の業務内容についてお聞かせください。

小関:Live2D マーケティンググループの小関です。おもな業務として、Live2D技術をゲーム開発などで活用するための「Live2D Cubism SDK」のマーケティング施策の立案や、ライセンス周りの整備などを担当しています。

川上:Live2D社内の制作チーム「Live2D Creative Studio」でデザイナーおよびクリエイティブディレクターを務めている川上です。VTuber用モデルから、ゲーム、映像作品に至るまで、多種多様なLive2D作品の制作やクオリティコントロールの監修に携わっています。

現在の主務としては、プロのLive2Dクリエイターを目指す方に向けたオンライン講座「Live2D JUKU」の運営も行っています。

今回の「ゲームメーカーズ スクランブル2026」(以下、GMS2026)では、初心者向けLive2Dハンズオンの講師として登壇します。

(画像は「Live2D Cubism」公式サイトより引用)

――Live2D社の事業内容や主要プロダクトについてお聞かせください。

小関:社名の通り、2Dイラストに立体的なアニメーションを加える表現技術「Live2D」を中心とした事業を展開しています。主要プロダクトは、Live2Dモデルの制作やアニメーション付けを行うソフトウェア「Live2D Cubism」の提供です。

そのほかにも、クリエイターが制作したLive2Dモデルやアニメーションデータを売買できる公式プラットフォーム「nizima」や、VTuber向けのトラッキングアプリ「nizima LIVE」、オンライン動画エディター「nizima ACTION!!」なども展開しています。

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――Live2DはVTuber活動での採用が多い印象もありますが、ほかにはどのような領域で活用されているのでしょうか。

小関:Live2Dもアップデートを重ね、採用される分野が拡大されつつあります。弊社でも自社オリジナルのテレビアニメを制作するなど、Live2Dを多様な分野で導入いただけるよう発信を行っています。

直近の大型プロジェクトとしては、Live2D技術をセルアニメーションに導入したオリジナルテレビアニメ作品『風を継ぐものの制作に、弊社およびアニプレックス、ドライブの3社共同で取り組んでいます。

『風を継ぐもの』ティザーPV

小関:ゲーム領域でもLive2Dの導入事例が増加しており、現在は500以上のゲームタイトルでLive2Dを採用いただいています。ゲームにおける表現手法の選択肢として、Live2Dが確実に定着してきていると実感しています。

――ゲームにおけるLive2Dの活用シーンとして、具体的にどのようなシチュエーションが挙げられますか?

小関:最も多いのは、アドベンチャーゲームなどにおける「会話パートの立ち絵」ですね。キャラクターの呼吸や髪の揺れ、表情の変化などを滑らかに表現できるため、プレイヤーの没入感を高めることができます。また、全身を描いたスチルイラストを動かしたり、ムービーシーンに組み込んだりと多方面で活用いただいています。

個人開発者は無料で使える!マルチプラットフォーム対応の「Cubism SDK」

――2Dアニメーション制作ツール「Live2D Cubism」の詳細についてお伺いします。「Cubism Editor」と「Cubism SDK」にはどのような違いがあるのでしょうか。

小関:「Live2D Cubism」は、大きく分けて「Editor」と「SDK」の2形態で提供しています。

Cubism Editor」は、Live2Dのアニメーションやモデルそのものを制作するためのツールです。VTuberとしての活動や、動画・映像作品の制作であれば、基本的にこちらのEditorのみで作業が完結します。

一方、「制作したLive2Dモデルをゲーム内でリアルタイムに動かしたい」といった用途で必要になるのが「Cubism SDK」です。

――Cubism SDKは、どのような開発環境に対応しているのでしょうか?

小関:C++で記述できるライブラリ(Cubism SDK for Native)の提供をはじめ、ゲームエンジンではUnityに正式対応しているほか、アンリアルエンジン向けSDKをベータ版として提供しています。さらに、Web向けのチャットボットやノベルゲーム制作ツール「ティラノビルダー」などで活用できるSDKや、Java向けSDKなども用意しています。

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――導入にあたり、料金体系はどのようになっているのでしょうか?

小関:「Live2Dは高価なツールだ」と思われがちなのですが、実は個人開発者や小規模事業者の方で、直近の売上が一定規模未満であれば、EditorとSDKともに無料でご利用いただけます

有料ライセンスについては、まずCubism Editorの場合、全機能を無制限に利用できる「PRO版」をサブスクリプション形式で提供しています。

Cubism SDKに関しては、SDKを組み込んだゲームやアプリをリリースするタイミングでライセンス契約が必要となります。ただしこちらも、個人開発者様などに対しては無料でリリース可能な契約形態を用意しています。法人・企業様に向けては、コンテンツの内容や販売規模・方法などに応じて適切なライセンスプランをご案内しています。

――個人であれば無料で利用できるというのは、開発者にとって非常に心強いですね。学生向けの支援プログラムなども実施されているのでしょうか。

小関:個人でPRO版のライセンスを購入される学生の方に向けて、安価にご利用いただける「学割」プログラムを用意しています。

「Live2D Cubism」学割プログラムの割引率が80%オフに引き上げられるキャンペーンが、2027年3月31日(水)まで実施中(画像は「Live2D Cubism」公式サイトより引用)

初心者からプロまでLive2Dの実践的ノウハウを学べる!オンライン講座「Live2D JUKU」

――Live2Dの公式チュートリアル動画をはじめ、学習コンテンツも多数提供されていますね。初心者の方が「自分の描いた立ち絵をLive2D化してゲームに組み込みたい」と考えた場合、最初はどのような資料を参考にすべきでしょうか。

小関:初学者向けの公式マニュアルを用意しているほか、「Live2D JUKU」のYouTubeチャンネルで『10分でわかる「まばたき」』や『20分でわかる「あいうえお」』、「図形で覚えるLive2D」といった多数のチュートリアル動画を無料で公開しています。

また、弊社が提供する学習リソースだけでなく、ありがたいことにユーザーの皆様によっても解説動画や記事が豊富に公開されています。

Live2Dチュートリアル動画『10分でわかる「まばたき」』

Live2Dチュートリアル動画『20分でわかる「あいうえお」』

――先ほどお話に挙がった「Live2D JUKU」について、どのようなサービスを展開しているのか改めてお聞かせください。

川上:Live2D JUKU」は、Live2Dのスキルアップを目的とした解説動画などをYouTubeで配信するオンライン講座サービスです。

無料のチュートリアル動画やYouTube Liveでの生配信を視聴できるほか、メンバーシップにご加入いただくと、これまで5年間にわたって毎月投稿してきた「月替わりの大型講座」をはじめとする、膨大な数のアーカイブがすべて見放題となります。

初心者が基礎からLive2Dを学べるコンテンツはもちろんのこと、中・上級者やプロとしてご活躍されている方に向けた講座として、作業の効率化テクニックや新たな表現手法など、熟達レベルに応じた幅広いノウハウを取り扱っています。

(画像は「Live2D JUKU」公式サイトより引用)

――生配信では、どのような形式のコンテンツが提供されているのでしょうか。

川上:特定の表現手法に特化した講義形式の配信もあれば、第一線でご活躍されているプロのクリエイターをゲストにお招きし、ノウハウを共有していただいたり、視聴者の方からの質問に直接お答えいただいたりする企画もあります。

また、視聴者公募でいただいた制作中のモデルを配信上でプロが実際に添削し、修正のポイントを解説する「公開添削」もご好評いただいています。

「Live2D JUKU」配信企画のひとつ「モデリングオファー企画」のキックオフ。

2025年に開催された「JUKU × にじコン VTuberイラストコンテスト」で最優秀賞を受賞したキャラクターデザインをもとに、実務経験のない新人モデラーへLive2Dモデル制作を依頼し、完成までの過程を見守るという内容。

「Live2D JUKU」からのフィードバックを受けつつ、プロの現場に近い制作フロー・環境で制作経験を積むことができる企画となっている

川上:そのほか、「Live2D JUKU」のメンバー限定で参加できるDiscordサーバーも運営しています。会員同士で技術的な質問をし合ったり、ノウハウを共有したりと、クリエイター同士の繋がりを生むコミュニティ活動の場としてご活用いただいています。

――YouTubeメンバーシップを利用した講座は、おもに個人の方に向けたサービスとお見受けします。そのほか、法人向けのサービスなども展開されているのでしょうか。

川上:たとえば「社内にLive2Dを導入したいがノウハウがない」とお悩みの企業様や、「全体の制作フローを把握したい」というディレクター職の方向けに、オンラインでのセミナーや研修を実施しています。

また、学生の方が制作したポートフォリオに対して1on1で個別にアドバイスや就職相談に応じるなど、教育機関様に向けたサービスも展開しています。

「ゲームメーカーズスクランブル」でLive2Dの最前線を体感!

――8月30日(日)開催の「ゲームメーカーズ スクランブル2026」では、Live2D様にもご参画いただきます。どのようなコンテンツを展開されるのでしょうか?

小関:これまでLive2Dに対して「具体的にゲームでどう活かせるんだろう」と漠然としたイメージを持っていた方々に「Live2Dの使いどころ」を持ち帰っていただけるよう、さまざまな企画をご用意しています。

「ゲームメーカーズ スクランブル2026」キービジュアル

小関:具体的には、「Live2D導入事例を解説するセッション」「初心者向けLive2Dハンズオン」「ブース出展」の3つをご提供します。

川上:とくにハンズオンは、未経験の方でも短時間でLive2D制作の基礎を習得できる内容となってるので、Live2Dに興味があったけどなかなか手を出せなかったという方にもぜひ参加していただきたいです

これまで7年ほどセミナー講師としてLive2Dを教えてきたノウハウを結集し、皆様に有意義な知見をお届けできるよう準備を進めています。

――ハンズオンでは具体的にどのようなことを学べるのでしょうか。

川上:完成済のイラスト素材を使用して「パーツ分け」の仕組みを解説しながら、実際にまばたきなどの簡単な動きをつけるまでの作業を一通り体験できます。全くLive2Dに触れたことがない人でも、このツールで何ができるのかという全体像を短時間で把握いただける構成となっています。

制作したデータはお持ち帰りいただけますので、ご自宅での練習材料や自作ゲームに導入するアセットの参考としてもお役立ていただけます。

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川上:ご自身でモデルを制作したいクリエイターの方はもちろんですが、自社プロジェクトでツールの導入を検討しているプロデューサーやディレクターの方々などにとっても、「開発ラインにLive2Dを組み込めるのか」「どのような制作フローになるのか」といった、作業工程の全体像を俯瞰していただける機会になればと考えています。

(画像はPeatixより引用)

(画像はPeatixより引用)

――ご登壇されるセッションの内容についてはいかがでしょうか。

小関:セッションでは、大規模IPのゲーム制作現場にてLive2Dをご利用いただいているサムザップ様をお招きし、Live2Dの活用方法や実際の開発事例、表現のこだわりについて語っていただきます。

業界の第一線でご活躍されているクリエイターが、どのような工夫をしてリッチな絵作りを行っているのか。聴講される皆様がご自身の作品制作におけるアイデアの種として、大いに刺激を受けていただけるようなセッションとなるよう企画しています。

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――ブース展示コーナーではどのような体験ができるのでしょうか?

小関:「Live2D Cubism Editor」の実機展示を行います。まだツールに触れたことがない方に「どのような仕組みで2Dイラストが動いているのか」を実際に見て、体験していただける場となっています。

ゲームへの導入方法などに関するご相談も承っていますので、「プロジェクトに導入してみたいけれど、実際のところどうなの?」といった疑問をお持ちのプロデューサー様や個人開発者の方なども、ぜひお気軽にブースへお立ち寄りください。

Live2Dブースの参考。写真は「CEDEC2026」で出展した際のブースの様子

――それでは最後に、イベント参加者や本記事の読者に向けてメッセージをお願いいたします。

小関:現状では「Live2DといえばVTuber」というイメージが強いかもしれませんが、私個人としては「Live2Dといえばゲーム」と言えるほどの魅力を、より多くの方に知っていただきたいと考えています。導入ハードルは決して高くありません。今回イベントにお越しいただく皆様には、ぜひハンズオン、セッション、ブースを通じて、ゲーム開発におけるLive2Dの可能性をご体感いただけると嬉しいです。

川上:ハンズオンに参加される方は、ぜひリラックスしていらしてください。Live2Dに触れるのが初めての方でも大歓迎です。全体的なフローを知ることで、今後の制作やディレクションにおける視点がぐっと広がるはずです。皆様のご参加を心よりお待ちしています。

「Live2D Cubism」公式サイトLive2D 公式サイト「ゲームメーカーズ スクランブル2026」特設ページ

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