この記事の3行まとめ
- Gaijin Entertainment、ゲーム制作プラットフォーム「EdenSpark」のクローズドベータテストを開始。参加者募集中
- 『War Thunder』の開発エンジン「Dagor Engine」を採用し、AIによるゲーム開発支援機能も搭載
- 2026年夏に正式リリースを予定している
Gaijin Entertainmentは2025年11月25日(現地時間)、ゲーム制作プラットフォーム「EdenSpark」のクローズドベータテスト(CBT)を開始しました。記事執筆時点では、公式サイトで参加者を募集中。
今回実施されているCBTでは、AIアシスト機能を含むエディターやランチャーなどの基本機能を利用できます。
『EdenSpark — Announcement Trailer』
EdenSparkは、ゲームエンジン機能と、作品を公開・共有するプラットフォーム機能が一体化したオープンソースのサービスです。PCだけでなくPlayStation、Xboxでも展開されることが予告されており、家庭用ゲーム機上でも開発が可能とのこと。
(画像はニュースリリースより引用)
ゲームエンジンは同社の『War Thunder』などで運用され、フォトリアルな表現と大規模な物理シミュレーションを特徴とする「Dagor Engine」が採用されています。同エンジンの言語としては静的型付けのスクリプト言語「Daslang」が使用され、大量のオブジェクトを効率的に処理できるECSアーキテクチャ「Dagor ECS」を搭載しています。
また、EdenSparkはAIアシスト機能を内蔵しており、キャラクターやオブジェクト、サウンド、ゲームロジック、ワールドをプロンプトの指示で生成可能と発表されています。
実施中であるCBTの参加者は、EdenSparkのエディターやランチャーの使用に加え、ほかのユーザーが作成・公開した作品にもアクセスできます。
EdenSparkで作られた作品(画像は公式サイトより引用)
ロードマップによると、2026年2月にオープンベータテストの実施、2026年夏に正式リリース。同年秋にはPC向けソースコードの公開や、PlayStationとXboxへの対応が予定されています。
(画像は公式サイトより引用)
詳細は、EdenSparkの公式サイトやドキュメントをご確認ください。
ニュースリリース「EdenSpark」公式サイト