この記事の3行まとめ
- 『ゼルダの伝説と音楽 「時のオカリナ」から学ぶゲームサウンド』、2025年2月21日(金)にDU BOOKSから発売
- 『ゼルダの伝説 時のオカリナ』で用いられた楽曲やSEなどを分析し、音楽とゲームの関係性を解説する書籍
- オカリナを題材に選んだ理由なども語っているほか、ゲーム画面の画像・楽譜など約110点の参考資料が掲載
ディスクユニオンの出版部門「DU BOOKS」は2025年2月21日(金)、ゲームサウンドの解説書籍『ゼルダの伝説と音楽 「時のオカリナ」から学ぶゲームサウンド』を発売します。
本書は、1998年にリリースされた『ゼルダの伝説 時のオカリナ』(以下、『時のオカリナ』)の収録BGMやSEなどを分析し、音楽とゲームの関係性について解説しています。
総ページ数は376ページ、価格は3,740円(税込)。DU BOOKSの書籍ページやAmazon.co.jpなどで予約購入を受け付けています。
【2月新刊】
ティム・サマーズ『ゼルダの伝説と音楽 「時のオカリナ」から学ぶゲームサウンド』小川公貴訳の発売情報を公開しました。遊び(プレイ)×演奏(プレイ)の傑作を題材に、ゲームと音楽の奥深い関係をひもとく決定版。2月21日(金)発売。ご予約承り中です。https://t.co/mydD8qR6oQ pic.twitter.com/QsWLINYcqy— diskunion/DU BOOKS (@du_books) January 8, 2025
本書は、『ゼルダ』シリーズの主人公リンクが作中でオカリナを用いて演奏する楽曲や、各ダンジョンで流れるBGM、アイテム獲得時やメニュー画面操作におけるSEなど、『時のオカリナ』で使用された数々のサウンドを取り上げ、その構造を分析し、ゲーム進行における演出効果などを論じています。
また、作曲家の近藤 浩治氏が『ゼルダ』シリーズの楽曲を手がけるにあたり、さまざまな音楽ジャンルを取り入れつつ伝統に囚われない革新的な手法を用いたことなどが記載。そのほか、約110点に及ぶゲーム画面の画像・楽譜・音の波形といった参考資料が添えられています。
(画像はAmazon.co.jpより引用)
本書は全7章で構成。『時のオカリナ』や「NINTENDO 64」における音楽について語るパートや、ゼルダ姫の子守歌など作中で登場する楽曲や各キャラクターのテーマ曲を解説する章などが用意されています。
また、楽曲の中核としてオカリナを選んだ理由などが語られているほか、戦闘シーンのBGMや、パズルギミック挑戦中に時間制限を伝える時計の音、ギミッククリア時に効果音を鳴らす演出といった多彩なBGM・SEに関する解説が綴られています。
各章のタイトルは以下の通り。
- 『時のオカリナ』の音楽が生まれた背景
- オカリナとリンクの音楽的パフォーマンス
- ロケーション系キュー
- キャラクターのテーマとカットシーン
- ルドゥス系キュー
- インターフェースと効果音
- オカリナの余韻
なお本書は、ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校で音楽講師を務めるTim Summers氏が執筆した『The Legend of Zelda – Ocarina of Time: A Game Music Companion』の日本語版です。翻訳は『コーヒートーク』シリーズなどで知られる小川 公貴氏が担当しています。
本書の詳細はDU BOOKSの書籍ページをご確認ください。
『ゼルダの伝説と音楽 「時のオカリナ」から学ぶゲームサウンド』DU BOOKS公式書籍ページ