この記事の3行まとめ
Epic Gamesは2025年1月24日(現地時間)、モバイル版Epic Games Storeにおいてサードパーティ製ゲームの提供を開始したと発表しました。
The wait is over! Nearly 20 new games, fresh features and our Free Game program are now live in the Epic Games Store on mobile 🤩
Grab Dungeon of the Endless: Apogee for FREE through February 20. More info: https://t.co/UlNwQ8CEEI pic.twitter.com/2hpNNefHex
— Epic Games Store (@EpicGames) January 24, 2025
モバイル版Epic Games Storeは、2024年8月16日(現地時間)にリリースされた、Android/iOS/iPadOS向けアプリ。
記事執筆時点において、iOS/iPadOS版は欧州連合(EU)でのみ利用可能。なお、2025年よりイギリス・日本でiOS/iPadOS版がリリース予定とアナウンスされています。
モバイル版Epic Games Storeにおけるサードパーティ製ゲームのパブリッシング機能は、招待制のベータ版として提供されています。すべての開発者に向けた同機能の提供は、2025年の後半に予定されています。
なお、モバイル版Epic Games Storeによるゲーム・アプリの配信を希望する開発者は、専用のフォームより申込が可能です。
また、同アプリにてサードパーティ製ゲーム約20本の配信が開始されました。
併せて、同アプリにてゲームを無料配信するプログラムが開始。記事執筆時点、『Dungeon of the Endless: Apogee』(※)と『Bloons TD 6』が期間限定で無料配信中。期間は2025年2月20日(米国時間)まで。
※ ロシア版アプリでは、同プログラムによる『Dungeon of the Endless: Apogee』の無料配信は実施されない
今後、同プログラムでは毎月(2025年後半からは隔週ペースで)無料ゲームが提供予定とのこと。
デベロッパー向け施策がモバイル版においても利用可能
Epic Games Storeでゲームを販売する際、開発者は売上の88%を収益として獲得できるほか、「EPICファーストランプログラム(※)」などの開発者向けプログラムが用意されています。これらの制度は、モバイル版Epic Games StoreにおいてもPC版と同様に利用できます。
※ リリース後6か月間、Epic Games Storeにてゲームの独占配信を行うことで、期間内に発生した収益の100%を開発者側が獲得できる制度
また、2025年1月1日より導入された制度「Launch Everywhere with Epic(※)」は、Android版Epic Games Storeにも対応しているほか、将来的にiOS版にも対応すると語られています。
※ 2025年以降にEpic Games Storeで配信するゲームについて、すべてのプラットフォームおよびストアにおけるロイヤリティが5%から3.5%に引き下げられる制度
EUでiOS/iPadOS向けアプリを配信する際の手数料をEpic Gamesが負担
Appleは、iOS/iPadOS向けアプリをEUで配信する開発者に対して「Core Technology Fee(CTF)」制度を適用させています。
※ 過去1年間におけるAppleアカウントによるiOS/iPadOSデバイスへの初回インストール数が合計100万回を超えた場合、インストール数に応じて開発者に料金を課金するシステム
これに関してEpic Gamesは、Epic Games Storeの無料ゲーム配信プログラムにおいてiOS/iPadOS向けアプリを配信する際に発生するCTFの手数料を同社が負担すると発表しました。
なお、同施策の具体的な実施期間については明言されていません。
モバイル版Epic Games Storeに関する今回の発表について、詳細はEpic Games Storeのニュースページをご確認ください。
「Epic Games Store、モバイル版にサードパーティタイトルや無料ゲームなどを追加」Epic Games Store