「PCI Express 7.0」、2025年に正式リリースへ。データ転送速度128GT/sの次世代インターフェース

「PCI Express 7.0」、2025年に正式リリースへ。データ転送速度128GT/sの次世代インターフェース

2025.01.22
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この記事の3行まとめ

  • PCI-SIG、「PCI Express(PCIe)7.0」のバージョン0.7を同団体メンバーに向けて公開
  • PCIe 7.0の帯域幅はPCIe 6.0の2倍となる128GT/s。16レーン構成で最大512GB/sの双方向転送も可能としている
  • 正式リリース時期は2025年を予定

2025年1月17日(現地時間)、業界標準化団体「PCI-SIG」「PCI Express(PCIe)7.0」のバージョン0.7を同団体のメンバーに公開したことを発表しました。

(画像はPCI-SIGの記事より引用)

PCIeは、PCのストレージデバイス、グラフィックカードなどさまざまなパーツ間のデータを高速転送するためのシリアルインターフェース規格です。

今回発表されたPCIe 7.0は800Gigabit Ethernetの普及や、AI/ML、量子コンピューティングなどデータ集約型のアプリケーションに対応するべく開発され、正式リリース時期は2025年を予定

PCIe 7.0ではデータ転送速度が大幅に向上し、PCIe 6.0の2倍となる128GT/sの帯域幅を有しています。また、16レーン構成で最大512GB/sの双方向転送を実現します。

データ伝送には、従来の信号方式よりも多くのデータを同じ帯域幅で伝送できるPAM4が採用されています。

(画像はプレスリリースより引用)

そのほかにも、過去のすべてのPCIe世代との下位互換性、低遅延と高い信頼性の維持、電力効率の向上などをPCIe 7.0の目標としています。

詳細は、PCI-SIGの記事をご確認ください。

Progressing on Track: PCIe 7.0 Specification, Version 0.7 Now Available for Member Review

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