HDMIの新規格「HDMI 2.2」が発表。帯域幅が96Gbpsに向上し、「4K/480Hz」の高解像度・高リフレッシュレートにも対応

2025.01.07
ニュース周辺機器・ハードウェア
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • HDMI Forum、HDMIの新たな規格「2.2」を発表
  • 帯域幅が96Gbpsに向上。4K/480Hzといった高解像度・高リフレッシュレートの映像伝送を実現
  • 映像と音声データの同期ずれを改善する「Latency Indication Protocol(LIP)」も搭載される

HDMI Forumは2025年1月6日(現地時間)、HDMIの新たな規格である「HDMI 2.2」発表しました。

(画像はプレス資料内「CES 2025 Press Conference」より引用)

「HDMI 2.2」では、帯域幅が「HDMI 2.1」の2倍となる96Gbpsに拡張されています。この広帯域により、非圧縮の4K/240Hzのような高い伝送量を求められるゲームやAR/VRコンテンツの対応や、大規模デジタルサイネージ、医療用画像処理などでのパフォーマンス向上も見込まれます。

(画像はプレス資料より引用)

帯域の圧縮およびクロマサブサンプリングにより、4K/480Hz、5Kから8Kでは240Hz、10K・12Kでも60Hzのリフレッシュレートを実現しています。

最大16Kでの表示も可能。また、非圧縮では8K/60Hz、4K/240Hzも実現する(画像はプレス資料内「CES 2025 Press Conference」より引用)

各解像度・リフレッシュレートにおける、クロマサブサンプリングの比率(画像はプレス資料より引用)

また、映像と音声データの同期ずれを改善するための「Latency Indication Protocol(LIP)も搭載されています。

(画像はプレス資料より引用)

そのほか、HDMI 2.2の全機能に対応した「Ultra96 HDMIケーブル」も発表されました。

(画像はプレス資料より引用)

詳細は、プレスリリースおよびプレス資料をご確認ください。

HDMI Forum が HDMI 規格バージョン 2.2 を発表HDMI PRESS RESOURCES

関連記事

ソニー、XRコンテンツ制作をサポートするソリューション「XYN™」を始動。12個のmocopi®との接続やモーションの自動補間が可能な「XYN Motion Studio」登場は3月下旬
2025.01.09
エレコム 、10ボタン&ベアリングユニット搭載の親指トラックボール「IST PRO」を1月中旬発売。BT・2.4GHzの無線接続をサポートし、最大6台のデバイスを登録可能
2025.01.09
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン、Unity 6における最適化の解説資料を日本語化。モバイル・XR開発向け、コンシューマー・PC開発向けの2冊が無料でDL可能
2025.01.09
Razer、内蔵ファンで加熱・冷却するゲーミングチェアや、AIによるリアルタイムのゲームコーチング機能などを発表
2025.01.09
NVIDIA、ニューラルレンダリング技術群「NVIDIA RTX Kit」を発表。AIを活用したテクスチャ圧縮機能が搭載されたほか、レイトレーシングでは従来の100倍のパフォーマンスを発揮
2025.01.08
NVIDIA、「マルチフレーム生成」を導入したAIアップスケーリング技術「DLSS 4」を発表。入力遅延の解消に役立つ「Reflex 2」も
2025.01.08

注目記事ランキング

2025.01.02 - 2025.01.09
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

Aスタンス
エースタンス 人型の3Dモデル作成の際に基本姿勢としてよく用いられるポーズの1つ。Aポーズとも呼ばれる。 直立した状態で、腕を斜め下に開いて垂らし、手のひらを内側に向ける姿勢。人がリラックスしている状態に近いため、自然に近い状態でのモデリングが可能になり、ポーズ変形時のテクスチャの伸びも少ない。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!