この記事の3行まとめ
- HDMI Forum、HDMIの新たな規格「2.2」を発表
- 帯域幅が96Gbpsに向上。4K/480Hzといった高解像度・高リフレッシュレートの映像伝送を実現
- 映像と音声データの同期ずれを改善する「Latency Indication Protocol(LIP)」も搭載される
HDMI Forumは2025年1月6日(現地時間)、HDMIの新たな規格である「HDMI 2.2」を発表しました。
(画像はプレス資料内「CES 2025 Press Conference」より引用)
「HDMI 2.2」では、帯域幅が「HDMI 2.1」の2倍となる96Gbpsに拡張されています。この広帯域により、非圧縮の4K/240Hzのような高い伝送量を求められるゲームやAR/VRコンテンツの対応や、大規模デジタルサイネージ、医療用画像処理などでのパフォーマンス向上も見込まれます。
(画像はプレス資料より引用)
帯域の圧縮およびクロマサブサンプリングにより、4K/480Hz、5Kから8Kでは240Hz、10K・12Kでも60Hzのリフレッシュレートを実現しています。
最大16Kでの表示も可能。また、非圧縮では8K/60Hz、4K/240Hzも実現する(画像はプレス資料内「CES 2025 Press Conference」より引用)
各解像度・リフレッシュレートにおける、クロマサブサンプリングの比率(画像はプレス資料より引用)
また、映像と音声データの同期ずれを改善するための「Latency Indication Protocol(LIP)」も搭載されています。
(画像はプレス資料より引用)
そのほか、HDMI 2.2の全機能に対応した「Ultra96 HDMIケーブル」も発表されました。
(画像はプレス資料より引用)