この記事の3行まとめ
ゲーム配信プラットフォーム「GOG.com」を運営するGOGは2024年11月13日(現地時間)、クラシックなゲームタイトルを保存するための新たな施策「GOG Preservation Program」の開始を発表しました。
With the celebrations of GOG’s 16th Anniversary, we are thrilled to announce our new initiative.
We’re launching the GOG Preservation Program – an official stamp on classic games that GOG has improved, with a commitment of our own resources to ensure their compatibility with… pic.twitter.com/cxVw74cD9f
— GOG.COM (@GOGcom) November 13, 2024
GOG.comは、「古き良き」クラシックなゲームタイトルの保存などを理念とするゲーム配信プラットフォームです。古いゲームが年月の経過などを要因にサポートを終了し、プレイ不可能となり消失してしまう事態を阻止する目的で、2008年に設立されました。
クラシックなタイトルを最新のハードやOSで動作するようにアップデートを施して販売することを特徴とし、購入したゲームに不具合が生じた場合はカスタマーサポートに相談できるといったサービスが利用できます。なお、現在はクラシックに限らず最新タイトルも販売しています。
また、ゲームデータに複製や送受信の技術的制約などを施さず、ユーザー側の自由な利用やローカル環境でのプレイなどを可能とする「DRMフリー」で販売する方針を取っています。
このたび、GOG.comの運営会社であるGOGは、クラシックなタイトルを保存するための新たな試みとして「GOG Preservation Program」を開始すると発表しました。
同プログラムは、最新システムとの互換性を確保するメンテナンスが施されたタイトルをGOG.comの販売ページ上で識別可能とするために、該当作品に公式スタンプを付与する施策です。
対象は古い作品だけでなく、発売から数か月程しか経過していないゲームでも、メンテナンスが必要であると同社が判断し、修繕可能な作品であれば、プログラムに参加する可能性があると述べています。
記事執筆時点、同プログラムには『Heroes of Might & Magic III』とその拡張パック2種類が同梱されたコンプリート版、『Diablo: Hellfire』、『バイオハザード』シリーズの1/2/3をはじめとする、約100タイトルが参加しています。
なお記事執筆時点では、同プログラムへの参加認定はWindows版が販売されているタイトルに限定しているとのこと。
詳細は「GOG Preservation Program」紹介ページや公式ブログをご確認ください。
「GOG Preservation Program」紹介ページ「The GOG Preservation Program Makes Games Live Forever」GOG.com公式ブログ