3D Gaussian Splatting向けファイル形式「SPZ」がオープンソース化。PLY形式と比較して90%のサイズ削減をうたう

3D Gaussian Splatting向けファイル形式「SPZ」がオープンソース化。PLY形式と比較して90%のサイズ削減をうたう

2024.11.01
ニュース3DCG
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この記事の3行まとめ

  • 3D Gaussian Splatting向けファイルフォーマット「SPZ」がオープンソース化
  • 従来のPLY形式より90%サイズを削減できるとしている
  • 「Scaniverse」や「Niantic Studio」はすでにSPZをサポート

2024年10月29日(現地時間)、Nianticは、同社が開発する3D Gaussian Splatting(3DGS ※)向けファイルフォーマット「SPZ」をMITライセンスのもとでオープンソース化しました。
※ ポリゴンやボクセルなどとは異なる方法で3D空間を表現する3DCG技術。3Dスキャンなどで用いられる

https://twitter.com/Scaniverse/status/1851313903432843534

SPZは、より効率的に3DGS用のデータを扱えるよう設計されています。Nianticは、従来より3DGSに用いられているPLY形式と比較してファイルサイズを90%削減できるとしています。

詳しい仕様や実装については、SPZのGitHubリポジトリをご確認ください。

Nianticは、SPZを3DGSにおけるJPGのようなものだとしている(画像は公式ニュース記事より引用)

Nianticが提供するモバイル用3Dスキャンアプリ「Scaniverse」やWebベースのビジュアルエディター「Niantic Studio」は、すでにSPZをサポートしています。今回のオープンソース化により、ScaniverseからエクスポートしたSPZファイルを独自のアプリケーションで扱えるようになりました

詳細は、公式ニュース記事およびGitHubをご覧ください。

公式ニュース記事「nianticlabs / spz」GitHub

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