3D Gaussian Splatting向けファイル形式「SPZ」がオープンソース化。PLY形式と比較して90%のサイズ削減をうたう

2024.11.01
ニュース3DCG
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • 3D Gaussian Splatting向けファイルフォーマット「SPZ」がオープンソース化
  • 従来のPLY形式より90%サイズを削減できるとしている
  • 「Scaniverse」や「Niantic Studio」はすでにSPZをサポート

2024年10月29日(現地時間)、Nianticは、同社が開発する3D Gaussian Splatting(3DGS ※)向けファイルフォーマット「SPZ」をMITライセンスのもとでオープンソース化しました。
※ ポリゴンやボクセルなどとは異なる方法で3D空間を表現する3DCG技術。3Dスキャンなどで用いられる

SPZは、より効率的に3DGS用のデータを扱えるよう設計されています。Nianticは、従来より3DGSに用いられているPLY形式と比較してファイルサイズを90%削減できるとしています。

詳しい仕様や実装については、SPZのGitHubリポジトリをご確認ください。

Nianticは、SPZを3DGSにおけるJPGのようなものだとしている(画像は公式ニュース記事より引用)

Nianticが提供するモバイル用3Dスキャンアプリ「Scaniverse」やWebベースのビジュアルエディター「Niantic Studio」は、すでにSPZをサポートしています。今回のオープンソース化により、ScaniverseからエクスポートしたSPZファイルを独自のアプリケーションで扱えるようになりました

詳細は、公式ニュース記事およびGitHubをご覧ください。

公式ニュース記事「nianticlabs / spz」GitHub

関連記事

実写映像の人物や背景を置き換え、3DCGアニメーションを生成できる。AIツール「Wonder Studio」に新機能「Wonder Animation」がベータ版として導入
2024.10.31
【西川善司が語る“ゲームの仕組み” Vol.5】ポリゴンでモデリングされた3Dキャラクターを動かすための技術
2024.10.29
日本発の3Dモデル用ファイル形式「VRM」を国際標準へ。VRMコンソーシアム、Khronos Groupとの共同開発を発表
2024.10.26
UE5&Houdiniを用いた効率的なプロップ制作や“TAが教えるUE5 お役立ちテクニック”を一挙紹介。第4回「Unreal Engine Meetup Connect」講演資料が公開
2024.10.24
CG・映像クリエイターのための「CGWORLD 2024 クリエイティブカンファレンス」、11/18(月)~22(金)に無料でオンライン開催
2024.10.23
UE/Unity/DCCツールなどで使えるコンテンツが並ぶ。Epic Games、統合コンテンツマーケットプレイス「Fab」をリリース
2024.10.23

注目記事ランキング

2024.10.25 - 2024.11.01
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

ヘッドマウントディスプレイ(HMD)
ヘッドマウントディスプレイ Head Mounted Displayの略称。頭部に装着するディスプレイ装置の総称で、ゴーグルやメガネを模した形状が多い。Meta QuestやHTC Vive、PlayStaion VRなどの没入型と、HoloLensやMagic Leapなどのシースルー型に大別される。左右の目に対してわずかに異なる映像を描画することで、視差効果を利用した立体的な表現を可能にする。
VIEW MORE

Twitterで最新情報を
チェック!