GUIベースでレトロなゲームを開発できる「GB Studio」、バージョン4.1.0にアップデート。プレハブ機能、ダイアログボックスのレイアウト調整機能などが追加された

2024.09.03
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この記事の3行まとめ

  • ゲームエンジン「GB Studio」のバージョン「4.1.0」がリリース
  • MITライセンスのもと無料で利用可能な、GUIベースでゲーム制作ができるツール
  • アクターやトリガーのプレハブ化、ダイアログボックスのレイアウトをカスタムする機能などが追加された

2024年9月2日(現地時間)、レトロな携帯ゲーム風のゲームが制作できるゲームエンジン「GB Studio」のバージョン「4.1.0」が発表・リリースされました。

本バージョンではプレハブ機能や、ダイアログボックスのレイアウトをカスタマイズする機能の追加といったアップデートが行われています。

『GB Studio 4.1.0 now available!』

「GB Studio」は、Chris Maltby氏が開発しているゲームエンジンです。公式サイトによると、レトロな携帯ゲーム風タイトルの制作に向いており、MITライセンス(※)のもと提供されているとのこと。制作したゲームは、HTML5形式などでエクスポートできます。

GB Studio 4.1は、インディーゲームを中心としたマーケットプレイス「Itch.io」より、無料でダウンロード可能。過去のバージョンに関してはGitHubで入手でき、Patreonではベータ版が公開されることがあります。

※ MITライセンスは商用利用が可能なライセンスですが、本ツールを使って制作したゲームの公開や販売に際しては、ゲームをプレイできる機器の権利者などの権利を侵害していないか確認することをおすすめします

(画像は公式サイトより引用)

本エンジンはGUIベースでゲームを開発できるうえ、各種ドキュメントも公開されています。GB Studioと一緒にプロジェクトのテンプレートも同梱されるなど、ゲーム開発がしやすいように工夫されています。

GB Studio 4.1では、プロジェクトのファイル構成が変更されました。すべてのリソースが「.gbsproj」ファイルに集約されるのではなく、アクター、トリガー、シーンなどのリソースごとに専用ファイルが用意されるようになり、チーム作業がしやすくなったとのこと。

また、アクターやトリガーをプレハブ化できる機能が追加され、要素の再利用や一括編集が手軽に行えるようになりました。

ダイアログボックスは、フレームの描画やレイアウトをカスタマイズできる機能も追加されています。

その他、変更されたプレイヤーフラグがシーン変更時にリセットされない不具合などが修正されています。

エンジンやアップデートの詳細は、公式サイトおよびチェンジログをご確認ください。

「GB Studio」公式サイトChangelog | GitHub

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