この記事の3行まとめ
- 画像を高精細に拡大可能な「OPTPiX ImageStudio 8」の最新版「Ver.8.11.0」がリリース
- マルチレイヤー/アニメーション形式の画像に対応した高速処理機能「リマスター超解像(特殊高速版)」が追加された
- 動画ファイルの読み込みに対応するアップデートを提供予定
CRI・ミドルウェアは2024年8月27日(火)、画像最適化ツール「OPTPiX ImageStudio 8」の最新版「Ver.8.11.0」をリリースしました。
(画像はOPTPiX Labs Blogより引用)
「OPTPiX ImageStudio 8」は、CRI・ミドルウェアの製品ブランド「OPTPiX」として提供する画像最適化ツールです。
機械学習の活用により画像を高精細に拡大可能な「リマスター超解像」機能をはじめ、ファイルサイズの軽量化やファイル形式の変換といった機能が搭載されています。
独自の超解像技術「Clear waifu2x」「Clear RealESRGAN」を活用した「リマスター超解像」機能により、高い解像度を維持したまま画像を拡大可能(画像はOPTPiX公式サイトより引用)
このたびリリースされた最新版「Ver.8.11.0」では新機能として、処理速度に特化して再設計された「リマスター超解像(特殊高速版)」が搭載。マルチレイヤー/アニメーション形式の画像に対して効果があるとしており、動画の連番画像といった大量の画像を一括処理する時間が短縮されたとのこと。
OPTPiX Labs Blogで紹介された使用例によると、アルファチャンネルなしのアニメーションでは処理速度が約2~3倍に向上、アルファチャンネル付きのアニメーションでは最大10倍以上の高速化を実現したと述べています。
ただし、処理速度を優先した機能のため、画質を重視する場合は従来の「リマスター超解像」の使用を推奨しています。
256×256ドットの画像(画像左)と、「リマスター超解像(特殊高速版)」により1024×1024ドットまで拡大した画像(画像右)の比較(画像はOPTPiX Labs Blogより引用)
同ツールはWindows版とMac版が提供されています。対応OSは、Windows 11/10(64bit版のみ)、macOS Sonoma/Ventura/Montereyです。
また、同ツールの全機能を14日間にわたり試用できる無料トライアルが利用可能です。
なお、同ツールはAVI形式などの動画ファイルには対応していませんが、秋頃に実施予定のアップデートにて動画ファイルの読み込みに対応するとのこと。
「OPTPiX ImageStudio 8 Ver.8.11.0」の詳細は、OPTPiX Labs Blogやリリースノートをご確認ください。
『「リマスター超解像」に高速エンジンを追加した ImageStudio 8 Ver.8.11 を公開』OPTPiX Labs Blog