「BitSummit Drift」アワード受賞作品が発表。画面の回転を利用する3DパズルRPG『CASSETTE BOY』が大賞に輝く

2024.07.22
ニュースBitSummit2024
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この記事の3行まとめ

  • 「BitSummit Drift」アワード受賞作品が発表
  • 『CASSETTE BOY』が大賞を受賞
  • 合計21部門の受賞作品発表

2024年7月21日(日)、BitSummit実行委員会は、「BitSummit Drift」に出展した作品の中からアワード受賞作品を発表しました。

2024年7月19日(金)から21日(日)の3日間、京都みやこめっせで開催された同イベント。最終日にあたる21日(日)に行われた「アワード受賞式」にて、アワード6部門ポピュラーセレクションなど併せて21部門の受賞作品が発表されました。

「BitSummit Drift公式配信」アワード受賞式は、動画の3:26:30頃より開始

受賞作品は以下の通りです。

VERMILION GATE AWARD(大賞)『CASSETTE BOY』

Wonderland Kazakiri inc.が出展した『CASSETTE BOYが、「もっとも優秀な作品に贈られる賞」VERMILION GATE AWARDを獲得しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

画面に表示されている物体だけが存在し、見えていないものは存在しない「シュレディンガーシステム」が特徴のパズルRPG。カメラを回転させてオブジェクトを隠したり、マップをショートカットしたりと、さまざまな方法で難所を切り抜けます。

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INTERNATIONAL AWARD『九日 Nine Sols』

Red Candle Gamesが出展した『九日 Nine Solsが、「海外からの作品の中で優秀な作品に贈られる賞」INTERNATIONAL AWARDを受賞しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

《九日 Nine Sols》は古代中国神話を融合させた2Dプラットフォーム型アクションアドベンチャーゲームです。敵の攻撃をかわす弾きをはじめとするスピード感溢れるバトルに、アナログ風のグラフィックで道教SFファンタジーの世界を描き出します。
Steamゲーム紹介ページより引用)

INNOVATIVE OUTLAW AWARD『Bionic Bay』

Psychoflow StudioMureena Oy氏が出展した『Bionic Bay』が、「技術、アイデアなど革新的な作品に贈られる賞」INNOVATIVE OUTLAW AWARDを受賞しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

科学者が独自のテレポーテーション装置を使って、創造的な技術、致命的な罠、隠された秘密に満ちた古代のバイオメカニカルな世界から脱出します。

EXCELLENCE IN GAME DESIGN AWARD『No Case Should Remain Unsolved (未解決事件は終わらせないといけないから)』

Somi氏が出展した『No Case Should Remain Unsolved (未解決事件は終わらせないといけないから)が、「優秀なゲームデザインの作品に贈られる賞」EXCELLENCE IN GAME DESIGN AWARDを獲得しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

清崎蒼警部の退職から12年後、ある日訪ねてきた若い警官。彼女は「犀華ちゃん行方不明事件」を終わらせるよう協力を要請してきた。清崎はバラバラになった記憶のかけらを思い出して再構成するが、明らかとなったのは犀華の周りの全員が嘘つきだったということだけ。
Steamゲーム紹介ページより引用)

VISUAL EXCELLENCE AWARD『Gloomy Juncture』

Subtales Studioが出展した『Gloomy Junctureが、「優秀なビジュアルの作品に贈られる賞」VISUAL EXCELLENCE AWARDを受賞しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

あなたはヒーローではない。特別な存在じゃない。 一発の銃声が響き、宿命の歯車を狂わせる。
とある奇妙な世界の端っこにいる平凡な清掃員の靴に足を踏み入れ、妄想が渦巻く呪われた物語に乗り出そう。
BitSummitゲーム紹介ページより引用)

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2024.07.22

EXCELLENCE IN SOUND DESIGN AWARD『SONOKUNI』

DON YASA CREW氏が開発する『SONOKUNIが、「優秀なサウンドの作品に贈られる賞」EXCELLENCE IN SOUND DESIGN AWARDを受賞しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

『SONOKUNI』は見下ろし型ハードコア高速アクションだ。 バイオSF×日本神話の世界で、時空間を操り大国にカチコんで滅びゆく国を守れ。 一撃必死の暴力のループを抜け出す華麗なルートを見つけ、最速で駆け抜けろ。 暴力以外の解決策を葛藤し続ける、この体験はまさにHIPHOPだ。
Steamゲーム紹介ページより引用)

POPULAR SELECTION AWARD『チンアナGo!』

日本工学院専門学校 ゲームクリエイター科の学生チーム「三匹のあなご」が出展した『チンアナGo!が、「イベント参加者からの投票でもっとも得票が多かった作品に贈られる賞」POPULAR SELECTION AWARDを受賞しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

『チンアナGo!』はちんあなごを操作し、最強のちんあなごを作る2Dアクションローグライクゲームです。海の生物を食べて強くなり特殊な胴体を手に入れることで様々な能力を得ることができます。特殊な胴体で強くなって最後にはクジラを食べてしまうようなちんあなごを目指しましょう。
BitSummitゲーム紹介ページより引用)

神ゲー創造主エボリューション賞『BANg BANg Streaming』

BITSUMMIT GAME JAMのチーム「W-12」が出展した『BANg BANg Streaming』が、神ゲー創造主エボリューション賞を受賞しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

台パンでアンチも敵も吹っ飛ばして配信を盛り上げろ!
自身のプレイと台パンで神配信者を目指す2Dタワーディフェンスゲーム!
BITSUMMIT GAME JAMゲーム紹介ページより引用)

神ゲー創造主エボリューション賞『爆星』

BITSUMMIT GAME JAMのチーム「W-06」が出展した『爆星』が、神ゲー創造主エボリューション賞を受賞しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

強大な力を持つ神様が太陽系を大爆発させる3Dパズルゲーム。
個性的な惑星が並ぶ宇宙の中で、神の目的は太陽を破壊すること。
神はデコピンで惑星を動かし、惑星を太陽と繋げて、外側から連鎖爆発を引き起こして太陽系を破壊しよう!
BITSUMMIT GAME JAMゲーム紹介ページより引用)

コロコロコミック賞『オラッ掘人 ホレゆけ!ブラジル』

ハッピーミールが出展した『オラッ掘人 ホレゆけ!ブラジル』がコロコロコミック賞を受賞しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

ワンボタン操作で穴を掘ってゆき「日本」の裏側にある「ブラジル」を目指すアクションゲーム!
プレイヤーは自動で掘り進みますが右回に旋回することしかできません。地中の障害物を避けながら日本の裏側にあるブラジルに到達する事ができればゲームクリア。
最初の目的はブラジル到達ですがゴールとして世界の国々が収録されており地表に出れば必ずどこかの国にゴール。最終目標は世界の全ての国へ到達することです!
My Nintendo Storeゲーム紹介ページより引用)

PlayStation®賞『MR. ELEVATOR』

GIFT TEN INDUSTRY K.K.が出展した『MR. ELEVATOR』が、PlayStation®賞を受賞しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

エレベーターを題材にした謎解きパズルアドベンチャーです。
5人の男女が古びたエレベーターに乗り込むところから物語は始まり、轟音と衝撃を感じたと思った次の瞬間それぞれの登場人物は気づくと謎めいたエレベーターで目を覚まします。突如聞こえてくる謎の男性の声、「ミスターエレベーター」と名乗るその声に導かれてプレーヤーは恐る恐る扉を開けるスイッチを押します。
そこは往年のレトロゲームを彷彿とさせるようなジャギーで陰影もなく色調も絞られた世界で、パースが歪んだような不思議な部屋を進みます。それぞれの部屋には謎解きパズルが用意されていて、床に落ちたアイテムや、壁面のスイッチを押しながら謎を解いていきます。全体を通して「音」がキーとなる謎解きが多いのが特徴となっています。
登場人物たちは謎の古びたエレベーターや、それを求めた徘徊する「エレベーター男」などそれぞれが微妙に異なるウワサ話を耳にしたことがあり、徐々に自分がその当事者になっていることに気づき、夢なのか現実なのかわからない目の前の世界に戸惑いながらその真相の断片に触れていきます。
はたして、最後まで謎を解ききったときにプレーヤーがたどり着く真相はどんなものなのでしょうか?
ゲームを終えて、現実世界でエレベーターに乗り込む時、きっとこのゲームでの体験を思い出すことでしょう!
BitSummitゲーム紹介ページより引用)

ID@Xbox賞『UNDEFEATED: Genesis』

Indie-us Gamesが出展した『UNDEFEATED: Genesis』が、ID@Xbox賞を受賞しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

究極のスーパーヒーロー体験。 惑星を救うために凶暴なミュータントと戦いながら、自由に空を飛び、素晴らしいパワーを解き放とう。
Steamゲーム紹介ページより引用)

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ファミ通賞『CultureHouse』

フツララ氏が出展した『CultureHouse』が、ファミ通賞を受賞しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

CultureHouseは生物の培養実験とモダニズム建築、シュルレアリスムのデペイズマンから着想を得た育成+アドベンチャーゲームです。プレイヤーは失踪した科学者の住宅兼研究施設で生活しながらジェニオと呼ばれる謎めいた生命体を培養・育成します。
BitSummitゲーム紹介ページより引用)

電撃オンライン賞『1000 Deaths 千の運命』

Pariah Interactiveが出展した『1000 Deaths 千の運命』が、電撃オンライン賞を受賞しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

千の運命「1000 Deaths」は、プレイヤーの選択がストーリー展開を大きく左右する、重力の概念にとらわれないユニークな3Dプラットフォームゲームです。あなたの判断一つで、ステージ構造、ゲームシステム、そして物語は変化していきます。様々なステージを駆け抜け、非現実的な世界を探索しながらキャラクターの運命を決めましょう。このゲームではスピードラン要素も楽しめます!
Steamゲーム紹介ページより引用)

Game*Spark賞『Dream Channel Zero』

Fuming氏が出展した『Dream Channel Zero』が、Game*Spark賞を受賞しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

Dream Channel Zeroはゲームの世界にひきこまれた青年アキラが、フードをかぶった少女のルミコと出会い、様々な困難を共に乗り越えながらゲームからの脱出を目指す物語です。めちゃくちゃ笑えて、怖くて、悲しい・・・、「Zelle – オカルトアドベンチャー」の作者Fumingが「メグとばけもの」「くまのレストラン」のOdencatとおくる、新感覚のアドベンチャーゲームです。
BitSummitゲーム紹介ページより引用)

ガジェット通信賞『Last Standing』

Nao Gamesが出展した『Last Standing』が、ガジェット通信賞を受賞しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

このゲームの最大の特徴はキーボードをバンバン叩くような操作です。
具体的にはキーをたくさん押すほど攻撃が強力になっていくためプレイヤーはキーを掌で叩きつけるような操作になります。
この操作と迫ってくる敵をどんどん倒していくというゲーム性と相まって多大な爽快感を生み出しております。
これらを最大限に生かすためにプレイヤーのできる行動を限定しており、攻撃(たくさんのキーを同時押し)、スタミナ回復(スペースキー連打)、ガード(キーボードのキー)、必殺技(マウスを振る)となっております。
今までにない斬新な操作性でキーボードで体感ゲームのような体験をすることができます。
また、道中手に入れたお金でアイテムを買ったりボスが出現したり、プレイヤーキャラクターの変更や強化を行ったり繰り返し何度でも遊びたい要素も兼ね備えております。
BitSummitゲーム紹介ページより引用)

IGN JAPAN賞『Bobls』

Softlock Interactiveが出展した『Bobls』が、IGN JAPAN賞を受賞しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

謎の呪いにより色が薄れつつある世界を救うクエストに挑みます。たくさんの楽しくてやりがいのあるステージで、泡を吹き出してバウンドしながら魔法の宝石を集めよう。ソロでプレイするもよし、仲間 と力を合わせてプレイするもよし。オンラインエリアでは、ステージを作成して世界中の人たちと共有することもできます。
BitSummitゲーム紹介ページより引用)

4Gamer.net賞『萬手一体』

Game Riverが開発し、Lightning Gamesがパブリッシングを行う『萬手一体』が、4Gamer.net賞を受賞しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

『萬手一体』は、独創的なカードプレイを通じて、この狂気の世界の裏に隠された真実を見つけ出す、実写風コラージュスタイルのスリラーゲーム。 受け入れようが受け入れまいが、記憶の牙はあなたを引き裂き、今のような歪んだ……手だらけの姿に体になってしまった。
Steamゲーム紹介ページより引用)

Video Games Chronicle賞『SONOKUNI』

DON YASA CREW氏が開発する『SONOKUNI』はVideo Games Chronicle賞も受賞しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

ゲームメーカーズ賞『Bionic Bay』

Psychoflow StudioMureena Oy氏が出展した『Bionic Bay』は、ゲームメーカーズ賞も受賞しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

なお、選出の理由はこちらで詳しく説明しています。

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STUDENT GAMEJAM AWARD『BANg BANg Streaming』

チーム「W-12」が出展した『BANg BANg Streaming』は、STUDENT GAMEJAM AWARDも受賞しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

BIT KIDS AWARD『Wabisabi : Sushi Derby』

ITAMAE STUDIOが出展した『Wabisabi : Sushi Derby』が、BIT KIDS AWARDを受賞しました。

(画像はBitSummit公式Xより引用)

Wabisabi: Sushi Derbyはお寿司を育ててレースで戦う、寿司育成レースシミュレーションゲームです。
あなたは寿司職人となって寿司を握り、寿司を鍛え、レースでの勝利を目指します。
BitSummitゲーム紹介ページより引用)

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なお、2025年のBitSummitは7月18日(金)から20日(日)に開催されます。

「BitSummit」公式サイト「BitSummit Drift」イベントページ

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