JetBrains Riderの2024.2ロードマップが公開され、新たにGodot EngineのGDScriptに対応することが発表されました。
Riderとは
JetBrains社のRiderは .NET フレームワークやMono等で動作するクロスプラットフォームの.NETIDE(平たくいうとエディター)です。インディーゲーム開発者は、UnityやUnreal Engineでの開発と共に使っている方も多いです。UnityにおけるRiderの入門書の記事もありますので、ぜひご覧ください。
RiderのGDScript対応
今回発表されたJetBrains Riderの2024.2ロードマップによると、新たにGodot EngineのGDScriptにも対応することが発表されました。
Godot Engineとは
Godot Engineは商用利用可なMITライセンスで使用できるエンジンです。言語はC#、C++、そして独自言語のGDScriptから選択することができ、プログラミング初心者向けに用意されたGDScriptで開発するユーザーも多くいます。2Dゲームの実績が多いように感じますが、3Dゲームの開発も可能です。
Godot Engineの今後
Godot Engineについては、今年に入り家庭用ゲーム機対応モジュールの価格が公開されたり、オンライン・マルチプレイヤー用のオープンソースバックエンド「W4 Cloud」が発表されるなど、開発環境が急速に整ってきた印象です。
既にUnreal EngineやUnityで開発をしている方(筆者もそうですが)からすると、急に乗り換えるメリットは大きくないかもしれませんが、昨今ゲームエンジンに纏わる環境は大きく変わりつつあります。Godot Engineは非常に高速で快適なツールであることは間違いありません。今後のエンジンの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。
JetBrains Rider 2024.2ロードマップはこちらです。
Godot Engineの公式サイトはこちらです。