「ティラノスクリプト」製ゲームで3Dモデルが動く。VRMファイルを扱えるプラグイン『VRoid plugin for TyranoScript』が無料で公開

2024.03.12
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この記事の3行まとめ

  • ノベルゲーム開発ツール「ティラノスクリプト」で、VRMファイルが使えるようになるプラグイン『VRoid plugin for TyranoScript』が公開
  • 400種類以上のポーズデータを収録。ポーズ・表情などの変化はイージング関数によって自然な動きを表現
  • ブラウザ上で動くデモも公開されている

ノベルゲーム開発ツール「ティラノスクリプト」用のプラグインとして、VRMファイルを扱えるようになる『VRoid plugin for TyranoScript』公開されました。開発者はねこの氏。

「ティラノスクリプト」は、シケモクMK氏が開発しているノベルゲーム開発用ツールです。HTML5で動作し、PCやスマートフォン、ブラウザなど、さまざまな環境で動作します。

今回公開された『VRoid plugin for TyranoScript』は、ティラノスクリプト内で、VRoidなどで使われるVRMファイルを扱えるようにするプラグインです。

本プラグインの概要は、以下の通りです。

  • VRM0.x 及び VRM1.0に対応
  • 400種類以上のポーズデータを収録
  • ポーズや表情などの変化をイージング関数による自然な動きや、特徴のある動作で変更可能
  • VRMアニメーション(.vrmaファイル)や、Adobe Mixamoで作成可能なFBXファイルによるアニメーションの再生に対応
  • ライトや風発生機能を使ったエモい演出
  • 動作環境によって自動的にパフォーマンスチューニングする機能(スマホ環境だと低負荷に自動設定。手動設定による切り替えも可)
  • ティラノスタジオ内で、表情データの作成、カメラワークの確認、高解像度でのVRoid画像の撮影など開発機能も充実

また、ブラウザ上で動作するデモも公開中

プラグインに配布されているファイルには、動作デモに使用しているものと同じシナリオデータがサンプルとして同梱されています。少しの書き換えで、任意のモデルを動作させることを可能としています。

動作デモのメニュー画面(画像はnoteより引用)

本プラグインの制作者は、本プラグインを用いて1つのゲームを完成させているため、その過程で追加された命令や、開発をサポートする機能なども揃っているとのことです。

詳細は、こちらをご確認ください。

ティラノスクリプト向けVRoidプラグイン「ティラノスクリプト」 公式サイト

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