Adobe、USDファイルをFBXやglTFなど5つのフォーマットに変換できるプラグイン群「USD File Format Plugins」をオープンソースで公開

Adobe、USDファイルをFBXやglTFなど5つのフォーマットに変換できるプラグイン群「USD File Format Plugins」をオープンソースで公開

2024.03.01
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この記事の3行まとめ

  • Adobeが「USD File Format Plugins」をオープンソースで公開
  • USDファイルをFBX、glTF、OBJ、PLY、STLフォーマットへ変換できる
  • 各プラグインはWindows、MacOS、Linuxに対応

Adobeは、USD(OpenUSD)ファイルを別のフォーマットに変換するプラグイン群「USD File Format Plugins」を、オープンソースとしてGitHub上に公開しました。

(画像はGitHubより引用)

USDとは、さまざまなDCCツールで使用可能な、ジオメトリやマテリアル、カメラ、ライトなどを含む3Dシーンを保存したファイルフォーマットです。

「USD File Format Plugins」は5種類のプラグインから構成されており、それぞれFBXglTF.gltf/.glb)、OBJPLYSTLフォーマットへの変換が可能です。メッシュのブレンドシェイプなど、サポートされるデータについては、それぞれのプラグイン詳細ページにて個別に確認できます。

各プラグインはWindows、macOS、Linuxに対応。利用には、MSVC 19XcodeなどのC/C++コンパイラ、clang-format 16.0.0Python 3.10CMake 3.24Doxygen 1.9.8などの環境が必要です。

プラグインの入手や使用方法の詳細については、AdobeのGitHubリポジトリをご確認ください。

USD File Format Plugins | Adobe GitHubリポジトリ

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