セル画調・イラスト調にレンダリングするBlender用アドオン「PSOFT Pencil+ 4 Material for Blender」、ピー・ソフトハウスが発売

2024.02.27
ニュースBlender
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この記事の3行まとめ

  • ピー・ソフトハウス、「PSOFT Pencil+ 4 Material for Blender」を発売
  • Blender上でセル画調やイラスト調の表現が可能なトゥーンシェーダーアドオン
  • 3ds MaxとMaya、Blenderの間でマテリアルの設定を受け渡しできる無償アドオンもアップデートされた

ピー・ソフトハウスは2024年2月26日(月)、Blender用アドオン「PSOFT Pencil+ 4 Material for Blender」発売しました。

同社のオンラインストアでの価格は7,480円(税込)で、「Pencil+ 4 Render App for Windows」を所有している場合は無償で提供されます。

『PSOFT Pencil+ 4 Material for Blender | 機能紹介』

PSOFT Pencil+ 4 Material for Blender」は、Blender上でセル画調やイラスト調の表現を行えるトゥーンシェーダーアドオンです。

Before
After

(画像は製品ページから引用)

本アドオンには、色の境界を確認しながら調整できる独自のグラデーションプレビューや、分かりやすいレイアウトで構成された専用パネルが搭載されています。これにより、表現の調整が直感的かつ容易になるとのこと。

(画像は製品ページから引用)

同アドオンの機能は以下の通り。

  • トゥーンレンダリング機能
  • グラデーションオフセットマップ機能
  • グラデーションの位置・カラーグループ機能
  • ベースカラー機能
  • ライトカラーの影響設定機能
  • マテリアルのレンダーエレメント出力機能
  • マテリアル変換機能
  • EEVEEの仕様にしたがった半透明機能
  • マテリアルのビューポート表示

なお、「PSOFT Pencil+ 4 Material for Blender」はシェーダー専用のアドオンであり、ライン描画は「Pencil+ 4 Render App for Windows」やPSOFT Pencil+ 4 Line for Blender」で行えます

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そのほか、「PSOFT Pencil+ 4」の無償アドオン「Pencil+ 4 Bridge for 3ds Max / Maya / Unity / Blender」もアップデート。

このアドオンは、3ds Max、Maya、Blender、Unityの間で「PSOFT Pencil+ 4」のラインとマテリアルの設定を受け渡しするためのもの。今回「v4.0.1」にアップデートされたことによって、マテリアル設定のインポートとエクスポート機能が追加されました。

(画像は製品ページから引用)

「PSOFT Pencil+ 4 Material for Blender」の詳細は、製品ページをご確認ください。

「PSOFT Pencil+ 4 Material for Blender」製品ページ「PSOFT Pencil+ 4 Material for Blender」ストアページ

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