テキストからAIでモーションを作成・編集できるUE5用プラグイン『MotionTwin』のベータ版がリリース。AIを使った複数のモーションの滑らかなつなぎ合わせも可能

2024.01.05
ニュースお役立ち情報ツール紹介3DCGAIアニメーションアンリアルエンジン
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • RealTwinがUnreal Engine 5用プラグイン「MotionTwin」ベータ版をリリース
  • テキストを入力することで、AIが自動で指定したモーションを生成する
  • アクションの順序・プロンプト・持続時間を指定して、複数のモーションを滑らかにつなぎ合わせることも可能

RealTwinは2024年1月5日、AIを使ってモーションを生成・編集できるUnreal Engine 5用(以降、Unreal EngineはUEと表記)プラグイン「MotionTwin」のベータ版をリリースしました。

「A person takes a bow(お辞儀をする)」などの入力で、自動でモーションが生成される(画像は公式ページより引用)

MotionTwin」はXRソリューションを提供する企業であるRealTwinによって開発されたUE 5用プラグインです。テキストでアクションの内容を入力することで、AIがモーションを自動で生成します。

生成されたモーションは編集したり他のキャラクターにリターゲットしたりすることが可能です。アクションの順序・プロンプト・持続時間を指定することで、複数のアクションを滑らかにつなぎ合わせることもできます。

さらに、Trajectory Controlを使って、生成するモーションがどちらを向いてどのようなルートでアクションするかも設定できます。

YouTube動画『[MotionTwin] Motion Edit』

YouTube動画『[MotionTwin Beta] Trajectory Control』

「MotionTwin」でモーションを生成・編集するには、1フレームにつき1クレジットが必要です。例えば、30fpsで2秒のモーションを生成・編集する場合、60クレジットを消費します。ベータ参加者には無料の1,500クレジットが配布されます。このクレジットはベータ期間中、毎週更新されます。

現在公開されているベータ版を使うには、公式ページにてアカウント登録が必要です。

UE側にプラグインをインストールした後に、プロジェクト設定画面からMotionTwinのアカウントページに記載されているAPIキーを入力することでプラグインの使用が可能になります。インストール方法や使い方の詳細はドキュメントをご覧ください。

『MotionTwin』 公式ページ『MotionTwin』ドキュメント

関連記事

富士山をバーチャル上にそっくり再現!デジタルツインの活用アイデア満載の「Unreal Engine Meetup in Shizuoka Vol.1」参加レポート
2025.02.10
プログラミング支援AIツール「GitHub Copilot」に、テストの実行提案やテスト失敗に対する自動修正を行う「エージェントモード」が搭載
2025.02.07
Unreal Engine 5.5.3がリリース。5.5.2で発生していた、スケルタルメッシュのオーバーライドが消失する問題を修正
2025.02.07
2Dアニメーション制作ソフト「Live2D Cubism Editor」、バージョン5.2.00がリリース。パラメータをまとめて制御できるコントローラによりアニメーション制作を効率化
2025.02.05
チーム対戦TPS『マーベル・ライバルズ』リアルタイムに空間接続するドクター・ストレンジの瞬間移動の実装手法。Epic Games、開発者インタビューを公開
2025.02.05
ゲーム業界でも注目を集める「USD」。ゲームアセットフローでの活用と、ハマりがちなポイントをバンダイナムコスタジオが解説【CEDEC2024】
2025.02.05

注目記事ランキング

2025.02.04 - 2025.02.11
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

物理エンジン
ブツリエンジン オブジェクトの物理挙動をシミュレーションする機能。ゲームエンジンの一機能として提供される場合や、物理エンジンの機能のみをミドルウェアとして提供する場合がある。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!