Wonder Studio、「Maya」「Blender」向けの新たなアドオンを導入。3Dモデルデータの互換性をローカル環境で検証

2023.11.17
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この記事の3行まとめ

  • 「Wonder Studio」が3DCG作成ソフト「Maya」「Blender」用の検証アドオンを導入
  • 検証アドオンは「Maya」「Blender」の3Dモデルデータの互換性を確認できる
  • 「Wonder Studio」で使う際のMayaの命名規則の要件も緩和

Wonder Dynamicsは2023年11月8日、Wonder Studio用の新たな検証アドオンをリリースしました。これはWonder Studioにおける「Maya」および「Blender」の3Dモデルデータの互換性を検証することを主な目的としています。

Wonder Studio』は、撮影した実写の映像から人物を検出して、背景や指定した3DCGキャラクターに置き換えられるWebベースのAIツールです。

3DCGキャラクターには、モーションキャプチャーによる身体や表情のアニメーションが反映されるほか、背景に基づくライティングが適用されます。加えて、人物にはタグ付けがされ、シーンが変わっても人物と対応するキャラクターが正しく置き換えられます。

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「Wonder Studio」ホーム画面。アカウントがあれば無料で試用可能(画像は公式サイトより引用)

このアドオンでは、3DモデルのWonder Studioとの互換性を、ローカル環境で検証することができます。同時に、命名規則に関する要件が緩和され、Maya製の3Dモデルが扱いやすくなりました。

また、Wonder StudioでMaya・Blenderそれぞれの3Dモデルを使うためのチュートリアル動画が個別に用意されています。こちらはWonder DynamicsのYouTubeチャンネルにて確認が可能です。

YouTube動画『Character Creation Tutorial – Maya Add-On』

YouTube動画『Character Creation Tutorial – Blender Add-On』

詳しい情報は、リリースノートおよびWonder DynamicsのYouTubeチャンネルをご確認ください。

リリースノートWonder DynamicsのYouTubeチャンネル「Wonder Studio」公式サイト

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