オープンソースの3DCGパイプラインツール「Prism Pipeline」最新版がリリース。USD形式をサポートし、DCCツール間のデータ移行が効率化

オープンソースの3DCGパイプラインツール「Prism Pipeline」最新版がリリース。USD形式をサポートし、DCCツール間のデータ移行が効率化

2023.11.09
ニュース3DCG
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この記事の3行まとめ

  • 3DCGのパイプラインツール「Prism Pipeline」の最新版『Prism 2.0』が公開
  • 新たにUSD形式をサポートし、DCCツール間のやりとりが効率的に行える
  • アンリアルエンジンへのアニメーションのインポートなどにも対応

Prism Softwareは、3DCGアニメーションやVFX制作のワークフローを効率化するパイプラインツール「Prism Pipeline」の最新バージョン『Prism 2.0』がリリースしました。

Prism 2.0では、USD(OpenUSD)形式を正式にサポートしました。USDとは、異なるDCCツールで使用可能な、ジオメトリやマテリアル、カメラ、ライトなどを含む3Dシーンを保存したファイルフォーマットです。

USDをサポートしたことで、HoudiniMayaなどのDCCツールとUSDデータでやりとりできるようになります。

加えて、スタンドアロンでUSDデータを開くことも可能です。ビューポートでのプレビューや、シーンを構成するオブジェクトのレイヤー表示、シーンの編集などに対応しています。

Prism 2.0の新機能を紹介する動画

Prism Pipelineの提供する『QuiltiX』を併用すると、異なるツール間で共有可能なマテリアルの規格である「MaterialX」をサポートします。DCCツールやレンダラーを横断するマテリアルワークフローにおける、マテリアルの確認・共有作業の効率化が見込めます。

(画像は公式サイトより引用)

アップデートではほかにも、アンリアルエンジンとDCCツール間の連携機能などが追加されています。詳細はリリースノートをご確認ください。

DCCツールなどで作成されたアニメーションを、アンリアルエンジンのシーケンサーとしてインポートできる(画像は公式ドキュメントより引用)

Prism 2.0は、リリース時点でWindowsにのみ対応しています。プランは、基本的な機能が使用できる「Free」(無料)、USDなどのサポートが追加される「Plus」(月19ユーロ)、新機能のアーリーアクセスが可能な「Pro」(月額45ユーロ)が用意されています。

入手はこちら、もしくはGitHub(Freeと同等)から可能です。

Prism Pipeline 公式サイトPrismPipeline / Prism|GitHub

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