IPAがサイバー攻撃をテーマにしたボードゲーム『Cyber Attacker Placement』を公開。ハッカーになってサイバー攻撃を疑似体験する

IPAがサイバー攻撃をテーマにしたボードゲーム『Cyber Attacker Placement』を公開。ハッカーになってサイバー攻撃を疑似体験する

2023.09.18
ニュース
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • IPAがサイバー攻撃をテーマにしたボードゲームを公開
  • プレイヤーはハッカーとなりサイバー攻撃を疑似体験
  • セキュリティの重要性を学ぶことができる

情報処理推進機構(IPA)がサイバー攻撃をテーマにしたボードゲーム『Cyber Attacker Placement』を公開しました。IPA公式サイトにてコンポーネントが無料で公開されており、誰でもカードやメインボードを印刷してプレイ可能となっています。

画像は公式サイトより引用

Cyber Attacker Placementは、プレイヤーが攻撃者(ハッカー)となりサイバー攻撃の疑似体験をすることで、セキュリティの重要性を学ぶことが目的のボードゲームです。ゲームの概要は以下の通り。

プレイ人数:3人~4人
プレイ時間:45分~1時間
学習効果:攻撃者を疑似体験することでセキュリティ対策の重要性を学ぶ。
また、初学者に対してセキュリティへの興味を持ってもらう。

プレイヤーは、攻撃カードや脆弱性カード、セキュリティカードといったギミックカードを駆使して、一般企業・病院・工場・ECサイトの4つの拠点を攻撃することで勝利点を集めます。カードには「DDOS攻撃」や「2段階認証」といった実際のセキュリティ問題や対策が取り上げられており、それぞれの項目の説明も記載されています。

スタートプレイヤーは「最近怪しいメールが来た人」(画像は公式サイトより引用)

カードを配置する際はカードの内容を声に出して読み上げよう(画像は公式サイトより引用)

本作品は、IPAによる「中核人材育成プログラム」の第6期生の卒業プロジェクト。ボードゲームをきっかけに、攻撃とセキュリティの両方に興味を持ってもらい、セキュリティ教育につなげたいとしています。このゲームによって、攻撃者の視点から防御側が見落とす可能性のある脆弱な点に気づき、セキュリティ意識の向上につながることが期待されています。

なお、今回配布されたのはテストプレイ時のものとのこと。

Cyber Attacker Placementの詳細はこちらをご確認ください。

攻撃者視点の獲得を目的としたボードゲーム:Cyber Attacker Placement|IPA 公式サイト

関連記事

宮本茂氏の仕事からたどる研究書『ゲームクリエイター 宮本茂 世界を変えたゲームづくりの思想とアイデア』 DU BOOKSから7/8に発売
2025.05.30
「BitSummit the 13th」を盛り上げる「オフィシャルPRサポーターズ」が発表。人気インディーゲーム開発者を招いたトーク番組なども配信される
2025.05.30
壁越しに聞こえる音をどう計算する?Wwiseを用いた「サウンドの遮蔽」実装アイデアを紹介する記事、トイロジックがブログで公開
2025.05.29
Steamの「開発者・パブリッシャーホームページ」をストアページ設定画面からリンクできるように。SNSリンク掲載の仕様などもアップデート
2025.05.29
オンラインTRPGサポートツール「Multiverse Designer」、早期アクセス版が6月末までに配信予定。舞台を手軽に制作し、マルチプレイを楽しめる
2025.05.29
「Unite Seoul 2025」講演動画、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンが順次公開中。Unity 6におけるShaderVariantの活用方法を解説した講演など
2025.05.29

注目記事ランキング

2025.05.25 - 2025.06.01
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

ヘッドマウントディスプレイ(HMD)
ヘッドマウントディスプレイ Head Mounted Displayの略称。頭部に装着するディスプレイ装置の総称で、ゴーグルやメガネを模した形状が多い。Meta QuestやHTC Vive、PlayStaion VRなどの没入型と、HoloLensやMagic Leapなどのシースルー型に大別される。左右の目に対してわずかに異なる映像を描画することで、視差効果を利用した立体的な表現を可能にする。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!