アニメ制作に使われたシーンを収めたサンプルプロジェクト『MIKONOTE Anime Toolbox Sample』を解説。note連載『今日からはじめるAnime Toolbox』第5回~第8回が公開

2023.03.28
ニュースUnityアニメーション
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この記事の3行まとめ

  • ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの小林 信行氏による『今日からはじめるAnime Toolbox』の第5回~第8回がnoteに公開
  • アニメ制作スタジオのグラフィニカが制作した『MIKONOTE Anime Toolbox Sample』の見方を解説
  • 使われなかったノードやカメラ操作などを通じてアニメ制作の現場を垣間見ることができる資料

ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの小林 信行氏によるnoteの連載記事『今日からはじめるAnime Toolbox』の第5回~第8回が公開されました。同連載では、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンが2022年12月に一般公開したUnityテンプレート『Anime Toolbox』の使い方をSDユニティちゃんの作例などを通じて紹介しています。

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今回公開された第5回~第8回は作例を進める前段として、Unity Asset Storeで配布されている『MIKONOTE Anime Toolbox Sample』の読み解き方を解説しています。

『MIKONOTE Anime Toolbox Sample』は『終末のワルキューレⅡ』などのアニメ制作(ゆめ太カンパニー共同制作)で知られるグラフィニカがミコノート はれときどきけがれ』の現場で実際に使った素材をAnime Toolboxの学習用に提供しているものです。

『MIKONOTE Anime Toolbox Sample』は『Anime Toolbox』を使ったサンプルプロジェクト(画像はUnity Asset Storeから引用)

記事ではサンプルに収録されている各シーンについてアニメ制作の工程や用語解説も交えながら解説がなされています。

Commentノードに作業名や担当者名を記入し作業分担(画像は「今日からはじめるAnime Toolbox第6回」から引用)

少しぼかしたキャラ(YUM)とそうでないキャラ(HMEおよびKNN)を同時に配置したシーン。最後にHMEとKNNだけエフェクトが外れるという細かな演出の意図も記事で解説(画像は「今日からはじめるAnime Toolbox第8回」から引用)

サンプルプロジェクトには用意されたものの実際のアニメには使用されていないノードも残されており、現場の制作工程を観察できます。ギャグシーンの表情用の板ポリがカメラを動かすことにより意図しない見え方になる様子も記事で紹介されています。

「Chara_Para」は用意されたものの使用されなかったグループ(画像は「今日からはじめるAnime Toolbox第7回」から引用)

板ポリで制作されたギャグシーンの表情はカメラ位置をずらすと、意図と異なる表情に(画像は「今日からはじめるAnime Toolbox第8回」から引用)

『MIKONOTE Anime Toolbox Sample』は学習用のサンプルプロジェクトであり、キャラクターアセットや2D背景素材を抜き出して別の作品に使用することはできません。詳しくは『MIKONOTE Anime Toolbox Sample』に同梱されている『利用上の注意』(MIKONOTE_Terms_Of_Use_ja.pdf)を確認のうえ、ご利用ください。

記事の詳細についてはnoteの『今日からはじめるAnime Toolbox』をご確認ください。

『MIKONOTE Anime Toolbox Sample』Unity Asset Storeページ今日から始めるAnime Toolbox

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