ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン、セルアニメテイストの映像編集が可能なテンプレート『Anime Toolbox』を無料で公開

2022.12.26
ニュースUnity映像制作
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この記事の3行まとめ

  • ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンが映像編集向けのテンプレート『Anime Toolbox』をGitHubで無料公開
  • 同社スタッフの小林 信行氏による『Anime Toolbox』チュートリアル記事がnoteに4本掲載
  • 『Anime Toolbox』の説明・導入から、SDユニティちゃんが歩くシーンの作り方まで掲載されている

ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、新たなUnityテンプレートである『Anime Toolbox』をGitHub上で無料公開しました。

『Anime Toolbox』は、Unityでの映像編集向けの新作パッケージをまとめたテンプレート。多くのアニメスタジオに協力を募り、1年以上にわたってαユーザーテストを続けて作られており、アニメのオープニングムービーのような映像を編集できることを特徴としています。

『Anime Toolbox』には、Unityで使用できるビルトインURPHDRPの各レンダーパイプラインに対応。直感的かつ簡単にリアルタイムな2Dコンポジションを行えるVisual Compositor機能が搭載されています。

また、同社のコミュニティエヴァンジェリスト 小林 信行氏による『Anime Toolbox』の連載記事『今日からはじめるAnime Toolbox』が、noteにて公開されています。

Visual Compositorを使用したコンポジション作業の様子(画像は記事第1回より引用)

背景とキャラクターの間にフレーム演出を挟むことで、キャラクターを際立たせることができる(画像は記事第1回より引用)

記事では概要説明、テンプレートの導入方法、Visual compositorによる簡単な2D素材の合成方法、SDユニティちゃんのモデルを使って「歩く」アクションシーンを作るまでの流れが解説されています。

画面左側に映るボールは3Dオブジェクトだが、右側に映るユニティちゃんの画像と違和感なく合成されている(画像は記事第3回より引用)

SDユニティちゃんを使用した『Anime Toolbox』の作例『SDユニティちゃんと桜吹雪』。記事ではこの作例を作ることを目標としている

各回の記事には、つまずきそうな箇所のトラブルシューティングなども紹介されています。詳細は『今日からはじめるAnime Toolbox』をご確認ください。

『Unity Anime Toolbox』GitHubページ今日から始めるAnime Toolbox

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