この記事の3行まとめ
- 「Unity 2022.2 TECH ストリーム」で正式リリースした「Havok Physics for Unity」についての解説記事が公開
- 物理エンジン「Havok」をUnityで利用するためのパッケージ。正式版はUnity Pro、Enterprise、UICにて無料で提供
- 記事ではUnityとHavokの実際のゲーム開発での利用例やサンプル、チュートリアルなども紹介されている
Unity Technologiesは、「Unity 2022.2 TECH ストリーム」で正式リリースを開始した「Havok Physics for Unity」の技術解説記事を公開しました。
(画像はブログ記事より引用)
Havok Physics for Unityは、物理エンジンHavokをUnityで利用するためのパッケージです。GDC2019でUnityへの導入が発表された後、プレビュー版パッケージとして提供されていましたが、今回バージョン1.0として正式リリースされました。
なお、記事執筆時点において、正式版パッケージはECS for Unityを通じてUnity Pro、Enterprise、Industrial Collectionユーザーを対象に無料で提供されています。
UnityとHavokの提携について語るUnityプロダクトマネージャーShawn McClelland氏とHavokフィールドアプリケーションエンジニアJoel Van Eenwyk氏
同記事ではHavokの歴史からUnityとHavokが提携するまでの経緯、Havok Physics for Unityの最新リリースの更新点などに触れられています。
また、Havokは複雑なインタラクションと動的なゲームのパフォーマンスを支える堅牢なシステムであるとした上で、Havok Physics for Unityが実際のゲームで使われている事例も掲載されています。
Big Rook Gamesが開発した『Hostile Mars』では、最大5,000体の敵が押し寄せ、画面上には同時に何百もの衝突判定や射出物が発生する(画像はブログ記事より引用)
Freejam Gamesが開発した『Robocraft 2』では、PvPでの公平性やフレームレートを担保する際、Havokのパフォーマンスと堅牢性が役立ったとのこと(画像はブログ記事より引用)
そのほか、GitHubのECS Physicsサンプルやチュートリアルについても紹介されています。詳細は記事をご確認ください。
Havok Physics for Unity is now supported for production『Havok Physics for Unity』公式マニュアル