Epic Games、「MetaHuman」をアップデート。シェアしやすくなったうえ、MetaHuman DNAをC++やPythonで編集可能に

2022.11.30
ニュースアンリアルエンジン
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • フォトリアルな人間キャラクターの制作が可能な「MetaHuman」がアップデート
  • MetaHumanの共有が簡単に
  • MetaHumanの顔パラメータをC++やPythonで編集可能になった

Epic Gamesは、フォトリアルな人間キャラクターを制作できるフレームワークであるMetaHumanをアップデートしました。

今回のアップデートによって、MetaHuman Creatorから作成したMetaHumanの情報を、MetaHumanバイナリファイルとしてダウンロードし、メールやGoogle Driveなどの手段でMetaHumanを手軽に共有できるようになりました。

データを受け取った人は、MetaHuman Creatorにファイルをアップロードすることで、MetaHumanのコピーを確認できます。

(画像は公式ブログより引用)

加えて、MetaHuman DNA Calibration Libraryがリリース。これにより、MetaHumanの頭の形状に影響するパラメータであるMetaHuman DNAを、直接C++Pythonで編集できるようになりました。具体的には、以下のような操作が可能です。

  • ジョイント、ブレンドシェイプ、アニメーション マップ、メッシュの名前変更や削除。パイプラインの仕様に合わせた変更ができます
  • 保持したい LOD サブセットの選択。プロジェクトで役立つものだけ選ぶことができます
  • リグの移動、回転、スケーリング。例えば、非人間(妖精や巨人)サイズの MetaHuman も作成できます
  • 頂点位置の編集と新しいバインド ポーズの作成によるニュートラル形状の調整

(画像は公式ブログより引用)

MetaHuman DNA Calibration Libraryは、こちらからダウンロード可能です。

アップデートの詳細はこちらをご確認ください。

新しい MetaHuman リリースで MetaHuman のシェアが簡単になり、DNA Calibration が可能になりました

関連記事

UE公式の大型イベント「UNREAL FEST 2024 TOKYO」の講演アーカイブ動画・スライド資料が公開
2024.11.15
Unreal Engine 5.5がリリース。Selectノードなしで複雑な選択ロジックを作れる「Chooser」正式導入のほか、Navmesh間を橋渡しするNavLinkの自動生成機能が追加
2024.11.13
プレイヤーの動きによって波立つ水面をNiagaraで実装。ホラーゲーム『Still Wakes the Deep』開発者による水の表現手法を解説する記事が、UE公式ブログにて公開
2024.11.11
「UNREAL FEST 2024 TOKYO」最速フォトレポート。約2,000人のUE5ユーザーが集ったリアル会場の雰囲気を写真でお届け
2024.11.02
UE・Unity・GodotをサポートするIDE「Rider」が「WebStorm」とともに非商用に限り無料で使用可能に
2024.10.25
UE5&Houdiniを用いた効率的なプロップ制作や“TAが教えるUE5 お役立ちテクニック”を一挙紹介。第4回「Unreal Engine Meetup Connect」講演資料が公開
2024.10.24

注目記事ランキング

2024.11.14 - 2024.11.21
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

フォワードシェーディング(Forward Shading)
フォワードシェーディング オブジェクト毎にライティングの計算を行い、その計算結果を描画するレンダリング手法。フォワードレンダリングともいう。ディファードシェーディング(Deferred Shading)に比べてポストプロセスの自由度は低いが、(何も物を配置しなかった際にかかる)最低限の描画コストが低く、アンチエイリアス処理などにおいてフォワードシェーディングの方が有効な分野も存在する。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!