Valveは公式ドキュメントにおいて、ドル価格をベースに自動設定される各地域のゲーム価格について、計算レートの更新頻度を上げると告知しました。
https://partner.steamgames.com/doc/store/pricing#5
「地域別価格設定のための推奨事項」によると、以下の記述となっています。
Steamにおいてゲームの価格は米国ドルをベースに自動的に算出され、手動で修正しない限りはその価格で各地域に配信されます。しかしながらこの自動計算が為替レートとかみ合わず、一部のプレイヤーはゲームが最も安くなるアルゼンチンの地域設定でゲームを購入するケースが後を絶ちませんでした。これは「リージョンスワッピング」と呼ばれ、問題になっていました。
インディーゲーム開発者は、自動に設定された価格を確認せずに販売してしまい、不本意な価格で買われてしまうことが半ばSteamの通過儀礼のようになっていました。せっかく自動設定機能があるにもかかわらず、実態にそぐわない価格を提案されてしまう状況になっており、開発者は自分で対象地域の為替計算を行って手動で入れなおすことが常態化していました。今回やっとこの部分にメスが入る予定です。Valveによると、価格の自動設定の計算レートを定期的に更新するシステムに変更するとのことです。いつからこの改定が行われるかは不明ですが、可能な限り早く導入されることを期待します。
Steamの価格設定に関するドキュメントはこちら