この記事の3行まとめ
2022年9月27日(火)、Epic GamesとAutodeskが提携を発表しました。建築、土木エンジニアリング、建設施工といったAEC業界をはじめ、様々な業界において没入型リアルタイムエクスペリエンスを促進するのが狙いです。
提携の第一弾として、AutodeskのBIM(※)ソフト『Revit』のユーザーは、Epic Gamesのリアルタイム3Dビジュアライゼーションツールの『Twinmotion』が無料で使用可能になります。
※ Building Information Modeling。3D CADが一度二次元の図面を起こしてから3D化するのに対し、BIMでは3Dのアセットを組み立てて設計する
また第二弾以降で、すべての『Revit』ユーザーが『Twinmotion for Revit』を利用できるようになる予定だと発表されています。
この連携により高品質のビジュアライゼーションが簡単に作成できるようになるため、静止画やアニメーション、没入型VRまで利用範囲が拡大しそうです。
『Twinmotion』は、最大64Kの超高解像度の画像・ビデオのレンダリング機能やSketchfabとの統合が最新リリースで提供されました。
また、『Twinmotion』で作成したシーンはUnreal Engineに取り込むことができ、さらにデジタルヒューマン作成ツール MetaHuman、3Dスキャンライブラリー Quixel Megascans、3Dスキャンアプリ RealityScanなどのEpic Gamesのエコシステムと連携も可能になるので、クリエイティブの選択肢はより広がることが期待できます。
『Twinmotion』については、初めて使用する人向けの無料オンライン学習リソースも公開されています。
Epic と Autodesk は協力してリアルタイム エクスペリエンス促進に取り組みます|Epic GamesAutodesk and Epic Games to Deliver Real-Time, Immersive Design Capabilities to Customers|Autodesk