この記事の3行まとめ
- NVIDIA、AIアップスケーリング技術「DLSS 5」を発表
- 同社による技術デモや、『バイオハザード レクイエム』などのタイトルで「DLSS 5」を導入したサンプル映像が公開されている
- 発表時点において技術的な要件は不明。2026年秋に登場を予定している
NVIDIAは2026年3月17日(現地時間)、同社主催カンファレンス「NVIDIA GTC 2026」の基調講演において、AIアップスケーリング技術「DLSS」の最新版「DLSS 5」を発表しました。
「NVIDIA GTC 2026」基調講演アーカイブ。動画の48:57付近より「DLSS 5」が発表されている
「DLSS(Deep Learning Super Sampling)」は、GeForce RTX GPUのTensorコアでAIを活用し、フレームの生成や画像品質の向上といったアップスケーリングを行う技術です。
「DLSS 5」は2026年秋に登場予定とのこと。NVIDIAの発表によると、従来ゲーム領域では実現不可能だった映像作品のような写実表現をリアルタイムレンダリングで提供する技術であるとしています。
「DLSS 5」を発表したNVIDIA公式YouTube動画
NVIDIA公式サイトでは、「DLSS 5」の技術デモ動画や、『バイオハザード レクイエム』『EA SPORTS FC』『Starfield』『ホグワーツ・レガシー』に対して「DLSS 5」を適用したサンプル映像が公開されています。
また、今後「DLSS 5」の導入を予定している企業として、Bethesda Softworks、カプコン、Hotta Studio、NetEase、NCSOFT、S-Game、Tencent、Ubisoft、Warner Bros. Gamesが発表されています。
『バイオハザード レクイエム』で「DLSS 5」を使用したデモ映像
NVIDIAの創業者兼CEOであるJensen Huang氏は「DLSS 5」について、「従来の手作業によるレンダリングと生成AI技術を融合させることで、アーティスト自身が描画結果を調整し自らのクリエイティブ表現を発揮する余地を残しつつ、ゲーム映像の写実性を飛躍的に向上させるものである」と述べています。
一方において、「DLSS 5」はライティングやカラーグレーディングなど作り手側の意図する表現に大きく手を加える趣旨の技術であることから、ゲーム開発分野においては賛否両論の声が上がっています。
発表時点において「DLSS 5」は技術デモが数点公開されるに留まっており、技術的な仕様は明らかにされていないため、ゲーム利用の是非などに関しては続報が待たれる状態にあります。
詳細はNVIDIAのニュースリリースをご確認ください。
「NVIDIA DLSS 5 Delivers AI-Powered Breakthrough In Visual Fidelity For Games」NVIDIAニュースリリース