この記事の3行まとめ
- 「GDC」主催のInforma、ゲーム業界動向を調査したレポート「2026 State of the Game Industry 」を公開
- 過去2年以内にレイオフを受けた人は業界全体で28%。また、AAAスタジオの3分の2が過去1年以内にレイオフを実施している
- 生成AIツールの導入状況については、経営・ビジネス関連職や上級管理職において使用率が高い傾向にある
「GDC Festival of Gaming」(旧称:Game Developers Conference)を主催するInformaは2026年1月30日(金)、ゲーム業界におけるレイオフの状況や生成AIの普及率などを調査したレポート「2026 State of the Game Industry」を公開しました。
(画像はGDC Festival of Gaming公式サイトの記事より引用)
世界最大級のゲーム開発者向けカンファレンス「Game Developers Conference」(GDC)は、第40回開催となる2026年を節目に「GDC Festival of Gaming」へと名称を変え、従来の性質を維持しつつビジネス面を強化すると発表しています。
リブランディング以降初めてとなる「GDC Festival of Gaming」は、2026年3月9日~13日(現地時間)に、サンフランシスコのMoscone Centerで開催されます。
(画像はGDC Festival of Gaming公式サイトより引用)
レポートでは、ゲーム開発者やマーケティング担当者、ゲーム会社の経営幹部、投資家といった、2,300人を超えるゲーム業界関係者を対象とするアンケート調査の結果を報告。
全回答者のうち、ゲーム開発会社/ゲーム開発スタジオに所属する人は全体の62%を占めています。
報告によると、アンケート実施時期から過去2年以内(2024年~2025年頃)の期間でレイオフを経験したと回答した人は全体の28%。なお、直近1年以内(2025年頃)にレイオフを受けた人は全回答者のうち11%とのこと。
また、とくにAAAスタジオのレイオフ実施率が高いという可能性が示唆されており、アンケートではAAAスタジオ勤務者のうち「過去1年以内に自社がレイオフを実施した」と答えた割合が3分の2にのぼっています。
過去2年以内にレイオフを受けた人の割合(画像右上)および、勤務先の会社が買収・閉鎖・合併した経験のある約450人に対してレイオフ経験の有無を質問した結果(画像右下)をまとめたグラフ(画像はレポートより引用)
「今後12か月以内にあなたの会社はレイオフを行うと思うか?」という質問を実施したところ、全体の23%が「はい」と回答したいう(画像はレポートより引用)
生成AIツールの利用状況については、全体の36%が「業務の一部でAIを使用している」と回答。また、回答者本人の使用状況にかかわらず「社内でAIが導入されている」と答えた人は全体の52%を占めています。
職種や役職ごとの傾向を見ると、たとえばゲーム開発スタジオに務める人のAI使用率が30%であるのに対し、経営・ビジネス関連職では約2倍となる58%がAIを使用していると回答しているほか、上級管理職におけるAI使用率が47%である一方、一般の従業員は29%という結果となっています。
また「生成AIツールは業界に悪影響を及ぼしている」と答えた人の割合は、2024年度の調査では全体の18%、2025年度は30%であったのに対して、今回は52%と増加傾向にあることが報告されています。
生成AIツールの台頭に否定的な見解を示す人の割合は、年々増加傾向にあるとされている(画像はレポートより引用)
そのほか、アンリアルエンジンやUnity、Godotといったゲームエンジンの普及率に関する調査結果などが記載されています。
レポートは専用ページより氏名やメールアドレス、所属会社などの情報を入力することで、無料で閲覧・ダウンロードできます。
なお、レポートの概要はGDC Festival of Gaming公式サイトの記事やプレスリリースで解説されています。併せてご確認ください。
「GDC 2026 State of the Game Industry Reveals Impact of Layoffs, Generative AI, and More」GDC Festival of Gaming公式サイト「2026 State of the Game Industry」レポートダウンロードページ