NVIDIA、AIアップスケーリング技術「DLSS 4.5」を発表。動的にフレーム生成する機能が登場し、超解像度技術も向上

NVIDIA、AIアップスケーリング技術「DLSS 4.5」を発表。動的にフレーム生成する機能が登場し、超解像度技術も向上

2026.01.07
ニュースAIアップスケーリング
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • NVIDIAが「CES 2026」にて、AIアップスケーリング技術の最新版「DLSS 4.5」を発表した
  • 「第2世代Transformerモデル」により、「Super Resolution(超解像度)」の画質がさらに向上
  • 6倍のフレームレートを実現するモードや、フレーム生成倍率を自動選択する機能も備える

NVIDIAは2026年1月5日(現地時間)、「CES 2026」において、AIアップスケーリング技術「DLSS」の最新版「DLSS 4.5」を発表しました。

『GeForce On Community Update | CES 2026』

DLSS(Deep Learning Super Sampling)」は、GeForce RTX GPUのTensorコアでAIを活用し、フレームの生成や画像品質の向上などのアップスケーリングを行う技術です。

DLSS 4.5では、進歩した「Super Resolution(超解像度)」と、フレーム生成機能「6X Multi Frame Generation(6X マルチ フレーム生成)」「Dynamic Multi Frame Generation(ダイナミックマルチ フレーム生成)」が導入されます。

「『バイオハザード レクイエム』| 4K パストレーシング & NVIDIA DLSS 4 トレイラー」

全RTXシリーズで恩恵を受けられる「第2世代Transformerモデル」搭載の「超解像度」は

DLSS 4.5の特徴の一つは、アップスケーリング機能である「超解像度」に導入された「第2世代Transformerモデル」です。第1世代と比べて5倍の計算能力を使用し、大幅に拡張されたデータセットでトレーニングしています。

(画像はニュースリリースより引用)

第2世代Transformerモデルは、ゲームエンジンのネイティブな描画空間であるリニア空間で動作するのもポイントです。従来の手法では、フリッカー(ちらつき)を抑えるために対数空間で処理していましたが、新モデルはAIの能力向上により対数空間での圧縮が不要になりました。

また、GeForce RTX 40および50シリーズのGPUでは、推論スループットが2倍になり、ゴースト(残像)が削減し、アンチエイリアス精度が向上しています。これらの改善により、より鮮明で安定した映像体験が得られます。

『DLSS 4.5 Super Resolution Delivers Clearer Gameplay | Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered』

DLSS 4.5の超解像度は、GeForce RTX 20/30/40/50シリーズを含むすべてのRTX GPUで利用可能

「NVIDIA App」のベータ版により、リリースされている400以上のDLSS対応タイトルに適用可能です。

なお、正式版は1月13日にリリース予定としています。

マルチフレーム生成機能も強化

DLSS 4では、レンダリングされたフレームごとに最大3枚のフレームを生成する「マルチフレーム生成」が利用できますが、DLSS 4.5では「6X マルチ フレーム生成」モードが導入。

生成するフレームが最大5枚にアップしており、合計でフレームレートを最大6倍に引き上げられます。

(画像はニュースリリースより引用)

『DLSS 4.5 vs DLSS 4 Performance Comparison | Black Myth: Wukong』

あわせて、「ダイナミックマルチ フレーム生成」機能も発表されました。これは、GPUパフォーマンスのギャップをリアルタイムで監視し、最適なフレーム生成倍率を自動選択してくれる機能です。

システム遅延を最小限に抑えつつ、高負荷な4Kタイトルでも240fps以上の滑らかな描画が可能になります。

(画像はニュースリリースより引用)

『DLSS 4.5 Dynamic Multi Frame Generation | The Outer Worlds 2』

「6X マルチ フレーム生成」「ダイナミックマルチ フレーム生成」は、GeForce RTX 50シリーズ向けの専用機能として、2026年春に提供されます。

詳細は、NVIDIAの発表をご確認ください。

GeForce @ CES 2026: NVIDIA DLSS 4.5 を発表、250 以上の DLSS マルチ フレーム生成ゲームとアプリが現在利用可能、G-SYNC Pulsar ゲーミング モニターが今週利用可能など、その他多数NVIDIA DLSS 4.5 が、超解像度と 6X ダイナミックマルチフレーム生成を実現する第2世代 Transformer モデルで大幅なアップグレードを提供します。

関連記事

NVIDIA、ゲーム開発者向けカンファレンス「GDC 2026」で実施した講演のアーカイブ動画を公開
2026.04.02
「ゲームメディア編集長に聞く!広報のお悩み相談会」、スライド資料が公開。「AI時代の広報・人事は社内取材のプロになるべき?スマートな“一次情報”の作り方」など3本
2026.03.30
ゲーム開発関連ツールのリリース・アップデートまとめ【2026/3/28】
2026.03.28
コロプラ、画像をAI学習から守る無料アプリ「COLOPL Contents Protector」リリース。技術的な学習阻害&法的な抑止力で作品を保護
2026.03.25
『ドラクエ10』対話型AIバディ「おしゃべりスラミィ」開発秘話。スクエニ・Googleが目指す革新的ゲーム体験とは
2026.03.23
NVIDIA、AIアップスケーリング技術「DLSS 5」を発表。今年秋に登場予定
2026.03.17

注目記事ランキング

2026.04.02 - 2026.04.09
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

Aスタンス
エースタンス 人型の3Dモデル作成の際に基本姿勢としてよく用いられるポーズの1つ。Aポーズとも呼ばれる。 直立した状態で、腕を斜め下に開いて垂らし、手のひらを内側に向ける姿勢。人がリラックスしている状態に近いため、自然に近い状態でのモデリングが可能になり、ポーズ変形時のテクスチャの伸びも少ない。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!