この記事の3行まとめ
- オープンソースの無料3Dモデリングツール「Blockbench」、バージョン5.0がリリース
- ローポリモデルの作成に特化したツールで、『Minecraft』用フォーマットも用意。Mojang Studiosによる採用事例もある
- リギング機能「Armature」やスプラインメッシュ作成機能などが追加された
2025年10月12日(日)、オープンソースの3Dモデリングツール「Blockbench」のバージョン5.0がリリースされました(※)。
※ 記事執筆時点における最新バージョンは「5.0.1」
公式サイトより無料でダウンロード可能。またソースコードがGPL(GNU General Public License)バージョン3のもと、GitHubで公開されています。
Blockbench 5.0 "The Element Update" is finally here!
✨New Design
🦴Armatures!
🐍Splines
🚏Billboards
🥚Smooth shading
📁Panel tabs + element panel
🧮Expression editor
Read the full changelog: https://t.co/xocArrytcv
Splash art by @ezoey_c & fable! pic.twitter.com/0LVionkvSJ
— Blockbench (@blockbench) October 12, 2025
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— Blockbench (@blockbench) October 12, 2025
「Blockbench」は、Jannis Petersen氏(@JannisX11)が開発する無料の3Dモデリングツール。直方体で構成されたローポリモデルに特化しており、アニメーションやテクスチャ作成機能・自動UVマッピング機能なども備えています。
また『Minecraft』固有のフォーマットが用意されており、Mod用のオリジナルブロックやキャラクターモデルなどを制作可能。『Minecraft』開発元のMojang Studiosも、本作の一部モデル制作において同ツールを採用しています。
(画像はGitHubより引用)
(画像はリリースノートより引用)
リギング機能「Armature」が搭載
新たなリギング機能として「Armature」が追加されました。個々のボーンの属性を定義する「Armature Bone」および、モデルのボーン構造全体を管理する「Armature」により構成されます。
また、ウェイト値をペイントツールの要領で調節できる「Weight Brush」が実装されました。
画像右下のアウトライナに「Armature」の各要素がリスト化されている(画像はリリースノートより引用)
スプラインメッシュを作成可能に
スプラインメッシュの作成機能が追加。ギズモにより頂点を直接編集でき、制御点の移動に伴うメッシュの挙動を決める3種類の設定(handle modes)が用意されています。
(画像はGitHubのプルリクエストより引用)
また、UIに関する機能もアップグレード。ウィンドウの角を丸めたり余白を追加したりとカスタマイズが可能となったほか、プラグインで追加した設定項目がUIに表示されるようになるなど、多岐にわたる改善が実施されました。
そのほか、アニメーションやテクスチャ作成機能の強化・新規追加や、GIFやSTL形式での出力に対応するなど、さまざまなアップデートが施されています。
詳細はリリースノートをご確認ください。
「Blockbench 5.0.0」リリースノート「Blockbench」GitHubリポジトリ