この記事の3行まとめ
- おかず氏、アンリアルエンジンの更新履歴を自動取得し、レポートにまとめる「Unreal Engine Update Tracker」をリリース
- 更新履歴を取得するタイミングをスケジュール設定でき、更新内容はAIが「新機能」「仕様変更」などのカテゴリに分類して要約する
- レポートはGitHub Discussionsに「Unreal Engine Daily Report」として投稿される
おかず氏は2025年7月21日(月)、アンリアルエンジンの更新履歴を自動取得し、レポートにまとめる「Unreal Engine Update Tracker」をリリースしたと発表しました。その後、22日(火)にレポートの言語設定やフォーマットを更新しています。
更新 : Unreal Engine UpdateTracker
出力するUE5更新履歴レポートの言語設定やフォーマットを編集しやすくした! (ReadMeにも反映済み)
これで一通りは揃ったかなぁ。三連休の成果として満足満足…AIのサポートのおかげで子育ての合間に開発できてありがたや… https://t.co/eKNcCaqrt2
— おかず (@pafuhana1213) July 21, 2025
更新 : Unreal Engine UpdateTracker
出力するUE5更新履歴レポートの言語設定やフォーマットを編集しやすくした! (ReadMeにも反映済み)
これで一通りは揃ったかなぁ。三連休の成果として満足満足…AIのサポートのおかげで子育ての合間に開発できてありがたや… https://t.co/eKNcCaqrt2
— おかず (@pafuhana1213) July 21, 2025
「Unreal Engine Update Tracker」はアンリアルエンジンのプライベートGitHubリポジトリで行われるコミットを自動で監視します。
変更内容はGoogleのAIモデル「Gemini」を使って分析され、コミットログから「新機能」、「仕様変更」といったカテゴリを識別して要約します。GitHub Actionsを通じて自動的に生成された要約は、プロジェクトのGitHub Discussionsに「Unreal Engine Daily Report」として定期的に投稿されます。
更新履歴を取得するタイミング、スキャンするコミット数、レポートに使用する言語、監視対象のブランチ名などはリポジトリ上から指定が可能です。
これにより、開発者はGitHub Discussionsを読むだけで、アンリアルエンジンの最新動向を追跡することが可能になります。
ダミー情報によるレポートのサンプル。要約のスタイルや全体の構成などの出力フォーマットはAIへの指示で変更可能(画像はGitHubより引用)
本ツールは、リポジトリを自身のGitHubアカウントにコピーすることで使用できます。その際、GitHub Discussionsの有効化やレポートを投稿するためのDiscussionsカテゴリの作成、リポジトリのシークレット設定などが必要です。
アンリアルエンジンの更新履歴は、Epic Gamesのライセンス契約に基づき、許可されたアカウントのみがアクセスできる機密情報です。ライセンスを遵守するために、レポートの投稿先となる「DISCUSSION_REPO」は必ずアクセスが制限されたプライベートリポジトリを指定する必要があります。本ツールはライセンス契約を遵守するために、ソースコードやdiffを送信しないなど慎重な設計となっていますが、万が一、公開リポジトリに投稿し、ライセンス違反となった場合の最終的な運用責任は利用者にあります。本ツール使用時は、テスト実行時も含めて注意が必要です。
また、本ツールはGoogle Gemini APIを消費するため、利用量に応じた料金や利用制限(レートリミット)が発生する場合があります。
「Unreal Engine Update Tracker」はMITライセンスのもと、無料で公開されており、GitHub Sponsorsにも登録されています。詳細はGitHubをご確認ください。
「Unreal Engine Update Tracker」GitHub