この記事の3行まとめ
- アンリアルエンジンで使用可能な揺れ物用プラグイン「Hagoromo」がリリース
- ボーンを利用した位置ベースの物理シミュレーションプラグインで、パラメーターによる細かな調整が可能
- コライダによって衝突を検出し、衣服などの貫通防止にも対応
ノゾクサ氏は2025年5月5日、アンリアルエンジン(以下、UEと表記)で使用可能な揺れ物用の物理シミュレーションプラグイン「Hagoromo」のリリースを発表しました。
Unreal Engineで使用可能な揺れ物のプラグイン Hagoromo をリリースしますhttps://t.co/Y8X8KGJixI
特徴
- 位置ベースの物理
- XPBD
- クロスシミュレーション対応
- 堅牢な衝突検出
- VectorRegisterを利用した数学ライブラリで高速
ぜひお試しください#UE5 #UE5Study #UnrealEngine
— ノゾクサ (@nozoxa_0131) May 5, 2025
Unreal Engineで使用可能な揺れ物のプラグイン Hagoromo をリリースしますhttps://t.co/Y8X8KGJixI
特徴
- 位置ベースの物理
- XPBD
- クロスシミュレーション対応
- 堅牢な衝突検出
- VectorRegisterを利用した数学ライブラリで高速
ぜひお試しください#UE5 #UE5Study #UnrealEngine
— ノゾクサ (@nozoxa_0131) May 5, 2025
「Hagoromo」はボーンによる位置ベースの物理シミュレーションプラグインです。位置ベースによる物理シミュレーションにはPBDなどがありますが、本プラグインではPBDの後継であり柔軟性があるといわれるXPBD(eXtended Position-Based Dynamics)が採用されています。
本プラグインはUE上ではAnim Nodeとして機能します。剛性や摩擦、移動や回転時などの力のかかり方をパラメーターで調整可能で、コライダを使った衣服などの貫通防止にも対応しています。
帯が体の前面側になびかないよう、大き目のスフィアコライダを設定する様子(画像はGitHubより引用)
同プラグインを実際に使用したデモ映像も公開中です。また、デモ映像における物理シミュレーションのセットアップがGitHubにて解説されています。
プラグインの適用前(00:00~)と適用後(01:39~)を見比べることができるデモ映像
本プラグインはGitHub上でオープンソースとして公開されており、MITライセンスのもと無料で利用可能です。
導入方法や使い方など詳細はGitHubリポジトリをご確認ください。
「Hagoromo」GitHub