この記事の3行まとめ
- USDの基礎知識やHoudiniでUSDを活用する方法などを解説した動画が公開
- 投稿者は、SideFXでHoudiniの講義などを行っている高瀬 紗月氏(さつき先生)
- USDの仕組みやメリット、Houdini上でUSDを取り扱うツール群「Solaris」の使用方法などを語っている
Side Effects Software(SideFX)でHoudiniの講師などを務めている高瀬 紗月氏は2025年4月1日(火)、USDの基礎知識やHoudiniでUSDを活用する方法などを解説したYouTube動画を公開しました。
やっと USD の動画ができました🍥
海外の大手プロダクションでは標準になっているけど、日本だといまいち話を聞かない USD、結局何なんだろう?https://t.co/L5i5biY2ME— Satsuki / さつき先生 (@Satsuki_8198) April 1, 2025
USDは、ジオメトリやマテリアル、カメラ、ライトなどを含む3Dシーンを異なるDCCツール間で共有できるファイルフォーマット。Pixar Animation Studiosが開発・提供し、その後は同社を含むCG・映像・半導体などの関係各社が参画する団体によりオープンソースとして標準化が進められました。
このたび公開された動画は、Houdini上でUSDを取り扱うためのツール群「Solaris」をテーマとしています。
投稿者の高瀬氏は、Houdiniを開発するSideFXでHoudiniの講義や技術サポートなどを行っているほか、「さつき先生」の名義でHoudini解説書の執筆なども手掛けています。
動画では、USDの基本的な仕組みや活用するメリット、「Solaris」の使用方法などを約50分にわたり解説。
USDは階層構造を持っており、シーン全体のUSDファイルが複数のショットを保存した別々のファイルを参照し、さらにそれらのショットがライトやカメラといった各要素のUSDファイルを参照しています。この構造によりファイルサイズを大幅に抑制できると説明しています。
また、複数人による並行作業に適していることや、アセットを複数のショットやシーンで再利用可能であることなどがUSDのメリットだと語っています。
「Solaris」に関しては、USDファイルの読み込みからシーンの構築、保存方法を解説。ライトやカメラの配置方法や、レンダリングの設定に関しても解説しています。
『【Solaris】結局、USD って何?複雑な 3D シーンを要領よく管理する仕組み【Houdini】』
同氏のYouTubeチャンネルではそのほかにも、Houdiniの使用方法や新機能などについて解説した動画が公開されています。詳細は同氏のチャンネルをご確認ください。
『【Solaris】結局、USD って何?複雑な 3D シーンを要領よく管理する仕組み【Houdini】』