着脱式キーボードを搭載。キーボードを外すとゲームパッドが現れる
OneXPlayer G1の最大の特徴は、着脱式のキーボードであろう。キーボードを本体から取り外すと、その下にはゲームパッドが仕込まれているギミックが大きな魅力だ。
仕事をするときはキーボードを装着して使い、ゲームをするときはキーボードをパカッと外してゲームパッドを操作する使い方が可能。
キーボードを取り外した状態。キーボード右側のオレンジ色部分に爪を引っかけてスッと持ち上げることで、簡単に外れる
キーボードはバッテリー内蔵かつBluetooth接続可能。本体から外した状態でも操作できるため、本体の厚み(高さ32mm)でキーが打ちにくいと感じる場合は、外した状態で使うのもありだ。また、本体とはマグネットで接続されているため、逆さにしても落ちないし、キーを打っている最中に外れることもないように感じた。
キーボードの幅は20cm弱。若干窮屈に感じるかもしれないが、ちょっとした文章入力であればそれほど苦ではない。キーボードの単品販売も予定されており、説明会に集まった記者の中には「故障時の予備としてもう1枚買っておきたい」という熱心なファンもいた。
キーボードだけを手に取ってみると、かなりコンパクトであることがわかる
キーボードの左側面にUSB Type-C端子がある。万が一キーボードのバッテリーが切れたら有線で接続することも可能
ゲームパッドとバーチャルキーボードの使用感
キーボードを外すと露出するゲームパッドは標準的な操作感。本体には、持ちやすいように39.5°の切れ込みがあり、安定して握れるようになっている。ただ、LB/RBボタンに人差し指、LT/RTボタンに中指を置いてプレイするスタイルだと、薬指と小指で本体を支えることになり、約880gという重さが若干負担に感じた。
本体、特にゲームパッドまわりはエルゴノミクスデザインになっている
ゲームパッドの下に配置されているタッチパッドキーボードも注目に値する。キーボードとしてだけでなく、エリア全体をタッチパッドとしても使用可能だ。ボタン1つで切り替えられるため、ゲーム中にチャットなどでテキストを入力する必要があるときなどには便利そうだ。両手で持った状態で親指が届く範囲にキーが配置されているため、本体を机に置く必要もない。
キーボード機能をオフにして全面をタッチパッド操作にした場合にキーボード表示が消えるとさらに良かったのだが、こちらは印刷されているためLEDをオフにしてもはっきり見える状態となっている。
ゲーム性能を検証。『モンハンワイルズ』も快適にプレイ可能
説明会ではゲームの動作検証も行った。試したのは、CPUがAMD Ryzen AI 9 HX 370、メモリが32GB、ストレージが1TBのモデルだ。
『Forza Horizon 5』は2021年発売のゲームということもあってか快適かつヌルヌルな動作を確認。ゲーム側でグラフィック設定を少し下げておく必要はあるものの、8.8インチの小さな画面ではテクスチャ解像度が低くてもあまり気にならない。
『モンスターハンターワイルズ』も「快適にプレイできる」相当の感覚で遊べる。フレームレートが落ちるシーンもあるが、十分に楽しめる範囲だ。
『モンスターハンターワイルズ』も問題なくプレイできる
なお、本機とCPU/GPU/メモリが同一のモデルを有する「GPD WIN Mini 2025」を以前紹介した。こちらでも、『モンスターハンターワイルズ』が快適に遊べることがうたわれている。
OneXPlayer G1は、一見普通のウルトラモバイルパソコンでありながら、キーボードを外せるギミックが非常にかっこいい。外すと現れるゲームパッドやバーチャルキーボードはゲーミングデバイスとしての魅力を高めており、仕事も遊びも同時に実現できる一台だ。マルチな用途を一台でこなしたいユーザーにとって、最適な選択となるだろう。
背面の端子。左から3.5mm ヘッドフォン / マイク兼用ジャック、OCuLinkポート、USB 3.2 Type-A、USB4 Type-C × 2
底面にある冷却用の吸気口。ファンが2つ付いているため、吸気口も大きい
天板には「ONEXPLAYER」のロゴが記されている
OneXPlayer G1 主な仕様
基本情報
製品名 |
OneXPlayer G1 |
OS |
Windows 11 Home(64ビット) |
CPU
プロセッサー |
AMD Ryzen AI 9 HX 370 |
AMD Ryzen 7 8840U |
CPU |
Zen 5(Strix Point) |
Zen4(Strix Point) |
コア/スレッド |
12コア/24スレッド |
8コア/16スレッド |
GPU
プロセッサー |
AMD Ryzen AI 9 HX 370 |
AMD Ryzen 7 8840U |
グラフィックス |
AMD Radeon™ 890M |
AMD Radeon™ 780M |
グラフィック周波数 |
2,900 MHz |
2,700 MHz |
容量
プロセッサー |
AMD Ryzen AI 9 HX 370 |
AMD Ryzen 7 8840U |
メモリ/ストレージ |
32GB/1TB、32GB/2TB、64GB/4TB |
32GB/1TB |
メモリ仕様 |
LPDDR5x(7,500MHz) |
LPDDR5x(7,500MHz) |
SSD仕様 |
M.2 NVMe 2280 |
M.2 NVMe 2280 |
バス仕様 |
PCIe 4.0 × 4 |
PCIe 4.0 × 4 |
ディスプレイ
仕様 |
LTPS液晶、MIPI 8ラインパネル |
スクリーンサイズ |
8.8インチ |
画面解像度 |
2,560 × 1,600 |
タッチパネル |
10点タッチコントロール |
リフレッシュレート |
144Hz |
画面比率 |
16:10 |
輝度 |
500Cd/m2(typ.)、コントラスト 1,500:1、色域カバー率 DCIーP3 97%(typ.)92%(min.) |
インターフェース
ビデオ / データ / 充電 |
1×OCuLinkポート、2×USB4 Type-C、1×USB 3.2 Type-A |
microSDカードスロット |
SD4.0 |
対応オーディオ端子 |
1×3.5mm ヘッドフォン / マイク兼用ジャック |
マルチメディア対応
スピーカー |
デュアルスピーカー(両サイドに各1つずつ) |
カメラ |
2MP |
ネットワークコミュニケーション
Wi-Fi 6 |
Wi-Fi 6E |
Bluetooth |
Bluetooth 5.2 |
I/Oデバイス
ホールトリガー |
ストローク 約6.35mm |
L1/R1ボタン |
ストローク 約1.5~2mm |
ジョイスティック |
ホールジョイスティック |
モーター |
リニアモーター |
ジャイロセンサー |
ジャイロスコープ内蔵 |
キーボード
着脱式RGBデュアルキーボード |
|
バッテリー |
350mAh |
バッテリー駆動時間 |
約60時間 |
接続方法 |
マグネット/Bluetooth |
ライト |
RGBバックライト |
電圧/電流 |
ライト5V/5mA |
サイズ |
約199.4×124.1×6.1mm |
重量 |
約140g |
備考 |
5分間操作がないと自動でスリープになり、任意のボタンを押すと起動 |
タッチパッドキーボード |
タッチパッド/キーボード切り替えあり
※ ボタンで切り替え。両方の使用は不可 |
バッテリー
容量 |
51.975Wh(13,500mAh) |
仕様 |
リチウムイオンバッテリー |
外観
重量 |
約880g(キーボード取り外し時) |
サイズ |
約208 × 146.5 × 32mm |
価格
製品名 |
主な仕様 |
価格 |
OneXPlayer G1 国内正規版 |
AMD Ryzen™ 7 8840U/ 32GB/ 1TB |
163,000円(税込) |
AMD Ryzen™ AI 9 HX370/ 32GB/ 1TB |
208,000円(税込) |
AMD Ryzen™ AI 9 HX370/ 32GB/ 2TB |
228,000円(税込) |
AMD Ryzen™ AI 9 HX370/ 64GB/ 4TB |
268,000円(税込) |
OneXPlayer G1 取扱店
「OneXPlayer G1」製品ページ
パソコンゲーム雑誌、アーケードゲーム雑誌、家庭用ゲーム雑誌を渡り歩き、現在はフリーのゲーム系編集/ライター。マイベストゲームは『ウィザードリィ 狂王の試練場』で、最近だと『Forza Horizon』シリーズに大ハマリ。メインPCはAlienware Aurora。セガ・レトロゲーム系メディア「Beep21」副編集長をやりつつ、ボードゲームメディア「BROAD」編集長も兼任。
「BROAD」Webサイト