Switch 2はレイトレーシングやDLSSに対応し、携帯モードではG-SYNCが適用される。Switch 2専用プロセッサについて、NVIDIAが公式ブログで紹介

Switch 2はレイトレーシングやDLSSに対応し、携帯モードではG-SYNCが適用される。Switch 2専用プロセッサについて、NVIDIAが公式ブログで紹介

2025.04.04
ニュース
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • NVIDIA、「Nintendo Switch 2」に搭載されたカスタムプロセッサーについて説明する記事を自社ブログで公開
  • 専用のRTコアとTensorコアにより、リアルタイムレイトレーシングやDLSSに対応
  • 携帯モードでは、G-SYNCによる可変リフレッシュレートが適用される

NVIDIAは、『「Nintendo Switch 2」が NVIDIA の AI を活用した DLSS と 4K ゲーミングでレベルアップ』と題した記事を、自社ブログにて公開しました。

「Nintendo Switch 2(以下、Switch 2)」のCPU/GPUには、同社のカスタムプロセッサーが使用されています。このたび公開された記事にて、カスタムプロセッサーにSwitch 2専用のRTコアとTensorコアを備えることが発表されました。

関連記事
Switch 2は最大120FPSの画面出力に対応。最大4人で同時に画面共有できるボイスチャットといった新機能などを紹介
2025.04.03

(画像はYouTube動画『Nintendo Switch 2 紹介映像』より引用)

レイトレーシング処理用の「RTコア」およびAI処理用の「Tensorコア」により、Switch 2はリアルタイムレイトレーシングDLSS(※)に対応。
※ Deep Learning Super Sampling。NVIDIAが開発した、AIによるフレーム生成と画像のアップスケールによりネイティブ解像度より少ない負荷でレンダリングするための技術

ビデオチャットにおけるフェイストラッキング背景除去にもTensorコアが活用されているとのこと。

Switch 2に搭載されるボイスチャット機能「ゲームチャット」は、カメラ映像から人物の顔を切り取る機能を備えている

また、Switch 2をドックから外して使う「携帯モード」では、NVIDIA G-SYNC(※)が適用。ティアリング(画面のちらつき)を防止します。
※ ディスプレイの表示タイミングとGPUの描画タイミングを同期させ、タイミングのずれによって発生するティアリングを解消するNVIDIAの技術

同社によると、Switch 2は現行の「Nintendo Switch」と比較して10倍のグラフィックスパフォーマンスを発揮できるとのこと。

記事では、開発者向けツールや最適化されたAPIなどについても言及しています。詳細は、NVIDIAのブログ記事をご確認ください。

「Nintendo Switch 2」が NVIDIA の AI を活用した DLSS と 4K ゲーミングでレベルアップ「Nintendo Switch 2」公式ページ

関連記事

クロスシミュレーションにおける布同士の貫通を防ぐ手法を紹介。「Havok Cloth」について解説する連載、第3回がCOYOTE 3DCG STUDIOの公式ブログで公開
2025.05.20
ブラウザで動くオープンソースのゲームエンジン「PlayCanvas Engine」、バージョン2.7.5にアップデート。3D Gaussian Splattingによる3DCGデータを20分の1以下に圧縮可能
2025.05.20
人探しやバスの乗り継ぎで学ぶアルゴリズム解説書『なっとく!アルゴリズム 第2版』、 翔泳社が発売
2025.05.20
サウンドミドルウェア「CRI ADX」の公式チュートリアル動画が順次公開中。基本操作を5分で学べる「はじめてのADX」など
2025.05.20
「ラピッドトリガー」で知られるWooting、ゲーミングキーボードの新作「Wooting 60HE v2」を2025年第4四半期にリリースへ
2025.05.20
「Godot Engine」公式サイトが日本語に対応。現在はトップページのみ日本語で表示できる
2025.05.20

注目記事ランキング

2025.05.14 - 2025.05.21
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

フォワードシェーディング(Forward Shading)
フォワードシェーディング オブジェクト毎にライティングの計算を行い、その計算結果を描画するレンダリング手法。フォワードレンダリングともいう。ディファードシェーディング(Deferred Shading)に比べてポストプロセスの自由度は低いが、(何も物を配置しなかった際にかかる)最低限の描画コストが低く、アンチエイリアス処理などにおいてフォワードシェーディングの方が有効な分野も存在する。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!