Valve、同時接続ユーザー数が初の4,000万人超えとなった2024年のSteamを振り返る記事を公開。この1年間で“変わったこと”

2025.03.17
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この記事の3行まとめ

  • Valveが「Steam-2024年の振り返り」と題した記事を公開
  • 「顧客向け機能」「ゲーム開発者向けツール」「プラットフォームの成長とデータ」の3つの観点から2024年の施策を振り返る
  • 2024年は開発者・顧客をサポートする機能が多数リリースされたことに加え、新作タイトルの収益や世界市場での成功がプラットフォームの成長をけん引した

Valveは、「Steam-2024年の振り返り」と題した記事をSteamのコミュニティページにて公開しました。

(画像は公式ニュースより引用)

公開された記事では、2024年にSteamでリリースされた機能やアップデートなどがまとめられています。

顧客向け機能

2024年のSteamによる季節ごとのセールは2023年よりも10%収益が増加し、過去最高の記録を達成したとのこと。その背景にはゲームの検索性と購入体験の質を上げる施策があったといいます。

検索性」の施策の例としては、体験版専用のストアページやレビュー機能の追加が挙げられます。また、さまざまなエディションやオプションの透明性を高め、それぞれのエディションでどのような違いがあるのかを分かりやすく表示できるようになりました。同じ開発者の他のゲームやDLCの探しやすさにもつながっています。

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購入体験の質を上げる」取り組みとしては、授賞式、カンファレンス、イベントなどに合わせたセールを後押しできるようなツールが開発されました。ローンチ割引の期間を開発者自身で設定・変更できる機能もそうしたツールの1つといえるでしょう。なお、Steamworks ドキュメンテーションでは2025年のセールなどの情報が掲載されたカレンダーも公開されており、年間を通じたセールの計画が立てやすくなっています。

また、購入処理周辺では、複数デバイス間でのカート管理や、友人・家族へのギフト購入などの機能追加もなされました。

家族間の共有については、設定した家族5人に対してゲームの共有などが行えるSteamファミリーが2024年9月にベータ版提供を終了し、正式リリースされています。

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その他、Steamでプレイしているゲームを録画し、クリップの作成や共有が可能な「ゲームレコーディング」の正式リリースなどのプレイヤーに向けた機能の強化も紹介されています。

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ゲーム開発者向けツール

開発者に向けては、リリース後のゲーム管理をより簡単にするための機能が追加されました。

Nextフェスやテーマ別セール、ビルドレビュー提出を一元管理できるダッシュボードとカレンダーが導入されました

(画像は公式ニュースより引用)

また、ストアフロントページの「スペシャル」セクションでユーザーにゲームが表示される「日替わりスペシャル」のプロモーションでは、ゲームのプロモーション実施日を開発者が自由に選択できるようになりました。

カレンダー上で「空き」状態の日であればプロモーション実施日として選択できる(画像は公式ニュースより引用)

このほか、Steamリンクを経由したMeta Questヘッドセットでのストリーミングプレイなどについても触れています。

プラットフォームの成長とデータ

Steamの2024年の成長とデータ分析については、同時接続ユーザー数が初めて4,000万人を突破するなど、過去最高のユーザー数を記録しました。これは、新作タイトルやグローバル市場が成功したことによると分析しています。

2024年は、収益25万ドル超のタイトルが500本以上(前年比+27%)、収益100万ドル超のタイトルが200本以上(前年比+15%)だった(画像は公式ニュースより引用)

詳細は公式のニュースをご確認ください。

「Steam-2024年の振り返り」Steam コミュニティページ

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