この記事の3行まとめ
- バンダイナムコスタジオが研究する「TrueHDRI」のライティング環境をUnreal Engine 5.5へ導入できるプラグインが無料で公開
- TrueHDRIは、ルックデブの信頼性を高めることを目標に研究されているHDRIアセット
- 山形の雪景色などを撮影した3種類のTrueHDRIのアセットも公開
バンダイナムコスタジオは、「TrueHDRI」の研究の一環としてTrueHDRIのライティング環境をUnreal Engine 5.5(以下、UE5.5)にインポートを可能にするプラグイン「TrueHDRI Panel」を作成し、Fabに無料で公開ました。
HDRIとして撮影した球体パノラマ画像をもとに、Unreal Engine 5.5上でライティング環境のブループリントを作成するプラグイン(画像はストアページより引用)
TrueHDRIは、CG業界のルックデブの信頼性を高めるべく、現実世界のライティング環境をそのままキャプチャすることを目的として研究されているHDRIアセットです。
カラーマトリクスやホワイトバランスなど複数の項目で計測・補正し、輝度は絶対値、かつ太陽輝度も含めたダイナミックレンジを保持するとのこと。
(画像はTrueHDRIの技術紹介ページより引用)
今回、公開されたUE5.5用プラグイン「TrueHDRI Panel」はCCライセンスバージョン4.0のもと、商用/非商用を問わず利用できます。
併せて、「TrueHDRI Library」にて新たな3つのアセットも公開されました。いずれも山形で撮影された風景をもとにしており、日中/夕方の水田地帯を撮影したもの、雪に覆われた地面の様子を映したものとなっています。
また、同社と東京工科大学による産学共同研究として行われた、東京工科大学メディア学部の特任講師を務める川島 基展氏や同学の学生3名による研究の成果が発表されました。
川島氏の研究は「HDRI と機械学習を用いた物理ベースレンダリングの評価手法」(画像はTrueHDRIの技術紹介ページより引用)
詳細は、ニュース記事およびTrueHDRIの技術紹介ページをご確認ください。
TrueHDRI Library新たに3つを追加・東京工科大学との産学共同研究報告公開のお知らせTrueHDRI|技術紹介