この記事の3行まとめ
デジタルハーツは2024年11月6日(水)、同社とロゼッタが共同開発した独自のAI翻訳エンジン「ELLA」を用いたゲーム翻訳サービスについて、すでに対応している日本語/英語に加えて、新たに中国語(簡体字/繁体字)/韓国語に対応したと発表しました。
「ELLA」は、デジタルハーツとロゼッタが共同開発した、AIによる自動翻訳技術です。
ゲームに特化した翻訳エンジンを謳っており、キャラクターの性格や年齢、言葉遣いといった情報を事前に学習することで、キャラクターのイメージに合った「感情豊かな表現」が可能です。
また、階級が上の人物や苦手意識を持つ相手といった、キャラクター同士の人間関係を考慮した翻訳文を生成できます。
翻訳速度も大幅に向上できるといい、日本語で書かれた100万文字の文章を「ELLA」を用いて翻訳する際、通常の翻訳作業と比較して最大75%の時間短縮が図れると述べています。
デジタルハーツは2024年8月より、「ELLA」を活用したゲームテキスト翻訳サービスの提供を開始しています。
プランの種類は、「ELLA」が生成した翻訳文をベースに同社所属の翻訳者が確認し修正する「LITE PLAN」や、前述の工程に加えて別の翻訳者が用語やニュアンスなどを最終確認し仕上げを行う「FULL PLAN」が用意されています。
これまで同サービスは日本語/英語の翻訳に対応していましたが、このたび、新たな対応言語として中国語(簡体字/繁体字)/韓国語が追加されました。
そのほかの言語対応については、2025年早々にフランス語/イタリア語/ドイツ語/スペイン語への対応を予定しているとのこと。
今回の発表についてはニュースリリースを、「ELLA」の詳細は公式サイトをご確認ください。
ニュースリリース「ELLA」公式サイト