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AIQVE ONE(アイキューブワン)は2024年11月5日(火)、Unityで開発されたモバイルゲーム開発のQAを生成AIで自動化するツール「Playable!Mobile」の正式版(v1.0)をリリースしました。
利用料は1ライセンスあたり月額50,000円(税込)。また、同ツールを1か月間無料で利用できる「無料トライアル」が実施中。申込の際はアカウント登録が必要です。
そのほか、AIQVE ONEのエンジニアとの併走で運用を行う「Proサポートプラン」が用意されています。
同社は2023年より、ゲーム開発のQAで必要なテストをAIで自動化するツール群「Playable!」を提供しています。主に3Dマップを用いたアクションRPGやオープンワールドのゲームなどに向けたツール群で、アンリアルエンジンやUnityにも対応しています。
このたび正式リリースされた「Playable!Mobile」は、Unity製モバイルゲームに最適化されており、プロジェクトに追加するだけで導入できるUnityプラグインとして提供されます。
生成AI技術による自然言語の読み取り機能が搭載され、日本語で指示文を入力可能です。ExcelやGoogleスプレッドシートで作成したテスト設計書を読み込むことで、コードを使用せず簡単な命令のみで、テストケースのシーケンスを実行できます。
さらに、ゲーム内の画面遷移や過去の実行結果から得た情報をAIが知識として収集することで、実行回数を重ねるほど、精度の高い自動テストを高速で提供できるとしています。
また、CUIベースでテストが実行可能なことから、CI/CDとのシームレスな統合もサポート。継続的なテストとリリースサイクルを最適化し、開発効率が大幅に向上すると述べられています。
同ツールは、ドリコムが開発・運営を行うスマートフォン向けゲーム『魔界戦記ディスガイアRPG ~最凶魔王決定戦!~』にて適用検証が行われています。
本機能の導入により、既存のテストの53%が自動化されたほか、デグレーションをチェックするテストについては95%が自動化され、モバイル端末(Android/iOS)での実機確認に対応しているといいます。
「Playable!Mobile」正式版は、Web経由でのインストールやクレジットカード決済が可能になったほか、公式ドキュメントの拡充が行われています。
なお同社は、「Playable!Mobile」正式版について、並列実行を支援する新機能の実装および環境整備など、各種機能の強化・新規実装を進めているとのこと。
「「Playable!Mobile」正式版リリース。1か月間のトライアル期間中は無償で利用可能に。」AIQVE ONE公式サイト「Playable!Mobile」サービスサイト